• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1991 年度 実績報告書

CPP付実船計測による船尾変動圧力とキャビテ-ションの相関に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02650315
研究機関神戸商船大学

研究代表者

西川 栄一  神戸商船大学, 商船学部, 教授 (90029124)

研究分担者 内田 誠  神戸商船大学, 商船学部, 助手 (90176694)
キーワード舶用プロペラ / サ-フェ-スフォ-ス / キャビテ-ション / 変動圧力 / 可変ピッチプロペラ / 実船計測
研究概要

初年度に計測に成功したキャビテ-ション観測デ-タ及び船尾変動圧力デ-タを利用し、既存デ-タとの比較、簡易推定法の評価などを行なった。
(1)キャビテ-ションに関しては、キャビテ-ション面積と運転条件との相関について、プロペラ翼の迎え角で整理すると、CPPの翼角影響もうまく表せることを明らかにした。このことは、CPP船であっても翼角の影響を考慮して、変動圧力に対するキャビテ-ション影響を量的に推定する可能性を示唆する。
(2)こうしたキャビテ-ション影響も考慮した変動圧力の簡易推定法について、計算が困難でなく、かつ比較的よく利用されているもの3つ(高橋、Holden、Johnssonの方法)を選び、比較検討を行なった。その結果Johnssonの方法は、固定ピッチプロペラについてはおよそ実用に耐える推定法であるが、しかしCPPの翼角の影響、及びプロペラスキュ-の影響についてはうまく表し得ないことが明らかになった。
(3)以上のことからCPPやスキュ-プロペラに関しては、新たな評価法を検討する必要がある。これには(1)に述べた結果が利用できると思われるが、推定法まで仕上げて行くにはもっとデ-タを推積する必要があり、本研究課題の範囲を越える新たな問題で、引続き取り組んでいく予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 西川 栄一,内田 誠,藤岡 哲哉: "可変ピッチプロペラ装備船のサ-フェ-スフォ-スー実測値と簡易推定値との比較ー" 平成3年度秋季造船三学会連合大会 論文前刷(関西造船協会関係). 21-24 (1991)

  • [文献書誌] 西川 栄一,内田 誠,藤岡 哲哉: "可変ピッチプロペラ装備船のサ-フェ-スフォ-スー実測値と簡易推定値との比較ー" 関西造船協会誌. 217号. (1992)

URL: 

公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi