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1990 年度 実績報告書

芝生地における除草剤の挙動解析と流出予測に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02660042
研究機関宇都宮大学

研究代表者

竹内 安智  宇都宮大学, 農学部, 教授 (90008003)

研究分担者 小笠原 勝  宇都宮大学, 農学部, 助手 (40194419)
米山 弘一  宇都宮大学, 農学部, 助教授 (00114174)
キーワード除草剤土壌残留 / 除草剤土壌表面落下量 / 芝草刈高 / 散布水量
研究概要

研究結果は次の2つに要約される。
1.土壌中における除草剤の残留期間
芝生地で広く使用されている4つの除草剤を春と秋の2時期に土壌に散布し,一定期間毎に残留量を分析により調べた。その結果は以外の通りである。
(1).シマジン,ペンディメタリン,プロナミドおよびアシュラムは散布後,土壌表層5cmより下に検出されなかった。
(2).春に散布した場合は,いずれの除草剤も2〜3ケ月で消失した。
(3).秋に散布した場合は,春に散布した場合よりも,やや長く残留したが,翌春までに,いずれも消失した。
(4).いずれの除草剤も春,秋の処理とも,散布2週間位で急速に消失したが,その後は比較的,徐々に消失した。
2.除草剤の散布時期,散布方法と土壌表面への落下量
土壌処理剤のシマジンとペンディメタリンを春と秋の2回,コウライシバの芝生地に散布した。その際,散布水量,展着剤の有無,芝草の刈高によって土壌表面への落下量がどのように変化するかを調べ,以下の結果を得た。
土壌処理剤は散布後,速かに土壌表面に落下することが望ましいが,散布水量が少ない場合,芝草の刈高が高い場合,展着剤を使用した時,また秋よりは春の場合に土壌に落下しにくいことがわかった。また,ペンディメタリンよりはシマジンにおいてこの傾向が顕著であった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 金 錫井: "春に散布した芝生用除草剤の土壌中の挙動" 日本芝草学会平成3年度春季大会要旨集. (1991)

  • [文献書誌] 金 錫井: "コウライシバの芝生地に散布されたシマジンとペンディメタリンの芝草茎葉への付着." 日本芝草学会平成3年度春季大会要旨集. (1991)

  • [文献書誌] 金 錫井: "芝生地における数種除草剤の挙動" 芝草研究. 20. (1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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