研究課題/領域番号 |
02660121
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
田野 達男 岡山大学, 農学部, 教授 (60032976)
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研究分担者 |
稲垣 賢二 岡山大学, 農学部, 助教授 (80184711)
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キーワード | 独立栄養細菌 / Thiobacillus属 / 宿主・ベクタ-系 / マ-カ-遺伝子 / leuB / 3ーイソプロピルリンゴ酸脱水素酵素 / エレクトロポレ-ション / I・ferooxidans |
研究概要 |
1.マ-カ-遺伝子の検討:大腸菌ーThiobacillus属細菌間のシャトルプラスミドベクタ-の構築には、宿主中での発現を確認しうるマ-カ-遺伝子が必要である。そこで、大腸菌、酵母などでマ-カ-遺伝子として利用されているロイシン生合成系に関与する3ーイソプロピルリンゴ酸脱水素酵素遺伝子(leuB)のクロ-ニングを行った。遺伝子の全塩基配列を決定した結果、推定されたアミノ酸配列はこれまでに明かにされている大腸菌、酵母、好熱性細菌、好アルカリ性細菌のものと高い相同性が見られた。今後、leuB遺伝子中にトランスポゾンを利用して抗生物質耐性マ-カ-を挿入した変異株を取得することにより、本遺伝子マ-カ-遺伝子としての利用に期待がもたれる。 2.形質転換法の検討:作製したシャトルプラスミドベクタ-のThiobacillus属細菌への導入について検討した。Thiobacillus属細菌は強固な膜構造のため、従来大腸菌などで用いられている塩化カルシウムによる処理やアルカリ金属法ではプラスミドの導入は因難であった。そこで、動物細胞などにおいて利用されているエレクトロポレ-ション法について検討した。パルス3回のときに致死率30〜70%という値が得られた。現在、使用緩衝液などについて検討を行っている。
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