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1990 年度 実績報告書

二方向力量計型粉粒体,液体流量計の開発

研究課題

研究課題/領域番号 02660250
研究機関岐阜大学

研究代表者

三輪 精博  岐阜大学, 農学部, 教授 (40021703)

研究分担者 板垣 博  岐阜大学, 農学部, 助教授 (90021716)
後藤 清和  岐阜大学, 農学部, 助教授 (60026581)
キーワード粉粒体流量計 / 液体流量計 / 八角形型二方向力量計 / 動摩擦係数
研究概要

力量計の感度を向上し,製作費を低減するためにアルミニウム(A6061)製の八角形リングを起歪体とする二方向力量計を新に試作して,殻物流量計に用い,基礎的な実験を行った.その結果,静荷重による校正では従来の鋼(SS41)製の円形リングを起歪体する二方向力量計に比して,殻物の流下方向に平行な方向の歪Exは,同一荷重に対して約24倍,流下方向に乗直な方向の歪Eyは約1.5倍となり,それぞれ感度が向上した。また,リングの外形を直線状にすることによって,起歪体の製作が容易になり製作費の低減が可能になった。
試料として籾およびプラスチックビ-ズを用いて流下実験を行い,試料が流下している時に二方向力量計が示す荷重FxおよびFyは,ともに実際に流下した試料の流量(kg/h)との間に高い相関を示し,精度の高い一次式で流量を表すことができた。この場合,直線の傾きGxおよびGyは,流下物体の特性,特に動摩擦係数によって変化することが明らかとなり,二方向荷重の比Fx/Fyは動摩擦係数であり,これとGxおよびGyとの間に一次式が成立するので,この関係を含めて流量を算出することにした。
以上の結果をもとに実用化のためにデジタル指示計の基本的な必要条件を決定して,その試作を開始した。
液体流量計に関しては,本年度は主に調査を行い,現在実験装置の組立てを行い水を用いて実験を開始した段階である。調査の結果,本流量計が実用化できれば多くの効果を期待できることが明らかになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 三輪 精博・後藤 清和・土屋 昌史・泊 敏正: "殻物流量計に関する研究(III)" 農業機械学会関西支部報. 70号. (1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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