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1992 年度 実績報告書

BVLDL受容体の精製およびその構造決定

研究課題

研究課題/領域番号 02670105
研究機関京都大学

研究代表者

村上 元庸  京都大学, 医学部, 助教授 (10157761)

研究分担者 松本 光弘  京都大学, 医学部, 助手 (20229579)
長野 豊  京都大学, 医学部, 助手 (80228048)
キーワードB-VLDL / マクロファージ / 線維芽細胞 / ワタナベウサギ / LDL受容体
研究概要

正常及びワタナベウサギ腹腔Mφを〔^<3S>S〕メチオニンと共に2時間培養した後(パルス)、細胞を洗浄し、非標識メチオニンを加えて2時間チェイスしたのち、細胞を可溶化して抗LDL受容体抗体(C7)と反応させて、SDSポリアクリルアミド電気泳動を行い、オートラジオグラフィーを行った。正常Mφにおいては、2時間のパルス直後において、120kdの前駆体と160kdの成熟型がほぼ1:1であり、チェイス後30分でほとんど120kdの前駆体から160kdの成熟型へ移行したが、ワタナベウサギMφにおいては、120分チェイス後もわずかしか成熟型への移行は認められなかった。この結果より、ワタナベウサギMφにおいては、成熟型の受容体は産生されるが、成熟の段階において正常に比ベ遅延が認められることがわかった。
正常及びワタナベウサギ線維芽細胞の膜分画を採取し、SDSポリアクリルアミド電気泳動を行った。ニトロセルロース膜にトランスファーしたのち、〔^<12S>I〕β-VLDLとインキュベートしてリガンドブロッティングを行った。いずれにおいても160kdの単一のバンドを認めた。しかし、ワタナベウサギ線維芽細胞におけるバンドの濃度は薄く、細胞表面における受容体数に明らかな差があることが、確認された。このようにワタナベウサギにおけるLDL受容体は、β-VLDLを認識し、取り込むことが確認され、受容体の代謝についての知見も得られた。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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