研究課題/領域番号 |
02670250
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研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
島 正吾 藤田学園保健衛生大学, 医学部・公衆衛生学, 教授 (40084511)
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研究分担者 |
吉田 勉 藤田学園保健衛生大学, 医学部・公衆衛生学, 助手 (00158453)
栗田 秀樹 藤田学園保健衛生大学, 医学部・衛生学, 助手 (50148269)
森田 邦彦 藤田学園衛生技術短期大学, 公衆衛生学, 講師 (90087669)
大谷 元彦 前田学園保健衛生大学, 医学部・衛生学, 教授 (30084510)
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キーワード | ベリリウム / ジルコニウム / 白金 / コバルト / ニッケル / 免疫担当細胞の動態 / インタ-ロイキン2 |
研究概要 |
1.感作性金属(Be、Zr、Pt、Co、Ni)投与マウスの脾細胞中リンパ球のpopulationの動態:Be投与群では、Thyー1.2及びL3T4陽性細胞の有意な減少、Lytー2陽性細胞の減少及びIa陽性細胞の増加が認められた。Beは、Ts及びThの両細胞に対して細胞毒性を有することが窺われた。B細胞に対しては、活性作用を有することが窺われた。Zr投与群では、対照群と同様な傾向を示し、本実験においては、毒性影響は示さなかった。Pt投与群は、Thyー1.2陽性細胞の有意な減少、L3T4陽性細胞には減少傾向が認められ、Ia陽性細胞には増加傾向が認められた。Co投与群では、Thyー1.2、L3T4、Ia陽性細胞には変動は認められないが、Lytー2陽性細胞には減少傾向が認められた。Ni投与群は、Thyー1.2、Ia陽性細胞の減少、Lytー2陽性細胞の有意な減少が認められた。T細胞に対して、何らかの毒性影響を与え、ことにTs細胞に鋭敏に反応することが示唆された。B細胞に対しても毒性を有する可能性が窺われた。 2.感作性金属を用いてマウスT細胞のインタ-ロイキンー2産生反応に対する影響:Be添加系では、0.5,1.0μM濃度で有意に抑制する傾向、5〜20μMでは、有意に増加傾向が認められた。Zr添加系では、0.5μMにおいて有意に増加傾向が認められた。Pt、Co添加では、変化が認められなかった。Ni添加系は、添加濃度の増加に伴って有意な増加を示した。Con A添加によるMILー2産生に対しては、Be添加系では、Con AによるマウスILー2反応は0.5〜5.0μMでは有意に抑制する傾向が認められ、10,20μMでは、有意な増加傾向が認められた。Zr添加系では、1.0μM以上で有意な増強傾向が認められた。Pt添加系では、有意な抑制傾向が認められた。Co添加系では、増強される傾向が認められ、1.0〜20μMに統計的有意差が認められた。Ni添物系では、増強が認められ、この増強効果は、用いたNi濃度すべてにおいて有意差が認められた。
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