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1991 年度 実績報告書

初期分裂病の診断基準についての臨床的研究ー「初期分裂病診断面接質問票」の作成

研究課題

研究課題/領域番号 02670526
研究機関東京大学

研究代表者

中安 信夫  東京大学, 医学部・(病)精神医学講座, 助教授 (70126134)

研究分担者 三宅 由子  東京都精神医学総合研究所, 社会精神医学部門, 主事研究員 (60157617)
キーワード精神分裂病 / 初期症状 / 初期分裂病 / 診断基準
研究概要

研究代表者である中安の勤務先変更に伴い、研究グル-プの再編成が行われたため、本年度は改めて〈調査マニュアル〉および〈デ-タシ-ト〉の再検討が行われ、これを完成するとともに、予備研究を行った(未発表)。
1.調査マニュアルおよびデ-タシ-ト
調査は「研究参加者が外来、入院を問わず主治医として診療する初診患者のうち、13〜22才の年齢域にあり、かつ告知同意の得られた患者」に対して、DSMーIIIーR診断を含む【IDシ-ト】を作成するとともに、具体的な問い方を定めた【症状チェック表】(16項目:自生思考、自生観念と自生内言、自生記憶、自生空想表象、自生視覚表象、非実在と判断される幻視、非実在と判断される要素幻聴と呼名幻声、音楽性幻聴、視覚性気付き亢進、聴覚性気付き亢進、身体感覚性気付き亢進、視覚の強度増大ないし質的変容、聴覚の強度増大ないし質的変容、まなざし意識性、心的空白体験、体外離脱体験)を用いて初期分裂病症状の有無を検索する。有症状項目1項目以上の症例に対しては、更に【症状記載表】(具体的内容、持続時間、初発時期、存在時期、発現頻度)、【病歴表1】、【病歴表2】、【検査表1】(心理テスト)、【検査表2】(脳波)を行う。そしてこれらの症例に対しては、【経過表】を用いて3カ月後、6カ月後、1年後、3年後、5年後の5回にわたって診断名変更の有無と初期症状の有無の変化を主とした追跡調査を行う。
2.予備研究
再編された研究グル-プへの参加者は28名(医師22名、臨床心理士5名、統計学者1名)であり、16の医療機関にて2カ月の予備研究を行った。得られたデ-タは、1992年4月からの本研究に向けて現在解析中である。

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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