研究概要 |
〔研究目的〕 カルシウム拮抗剤(PN200ー110)の重症実験脳損傷における効果をneurological outcomes cerebral edemaから検討した。 〔対象および方法〕 50匹のSpragueーDawley ratsを抱水クロラ-ルで麻酔し、右側頭部にfluid percassion impact(4.2atm)を与えて頭部外傷を作成した。カルシウム拮抗剤の投与法にて実験は2つに分けられた。実験1(外傷前および外傷後投与):受傷10分前にPN200ー110(2.5mg/kg)またはvehileをi.v.bolus投与し、受傷後さらに同量を2時間持続投与した。実験2(受傷及投与):受傷3分後にPN200ー110(2.5mg/kg)またまvehicleをi.v.holusに投与し、さらに同量を受傷後2時間持続投与した。すべてのratは24時間後にneurological evaluationを受けた後,脳specific grovity測定に供された。尚、実験は全てdouble blind mannerで遂行され,統計的処理はMannーWhitney rankーsuntestおよびstudent's+testによった。 〔結果〕 1.PN200ー1109外傷前および外傷後投与はneurolegical outcomesを有先に改善させると供口脳浮腫を有意に改善させた(P<0.05) 2.PN200ー110の受傷後投与は脳浮腫を改善させる傾向にあったが、neurological outcomeには影響を及ぼさなかった。 〔今後の研究の展開に関する計画〕 今後は同様の実験系を用いて 脳局所ブルマ-ス代謝および脳局所血流量の変化を検討する。又、NMDA受交体拮抗剤・オピアト拮抗剤の効果に関しても検討を加える。
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