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1990 年度 実績報告書

磁気共鳴法による心肺蘇生後の脳細胞内および心筋細胞内ATP変化の解析

研究課題

研究課題/領域番号 02670692
研究機関自治医科大学

研究代表者

瀬尾 憲正  自治医科大学, 医学部, 助教授 (40093257)

研究分担者 清水 禮壽  自治医科大学, 医学部, 教授 (60010253)
小野寺 文雄  自治医科大学, 医学部, 講師 (90160928)
キーワード脳蘇生 / 心肺蘇生 / 高エネルギ-リン酸 / 核磁気共鳴法
研究概要

1)循環停止後の脳細胞内ATP変化について
(1)方法 ラットをハロセン麻酔下に気管切開し、パンクロニウムを用いて調節呼吸とした。大腿動脈にカニュレ-ションし定期的に血液ガスのサンプリングを行なった。循環停止は100%笑気を投与して行なった。循環停止後、10分毎に60分まで表面コイルを用いて脳の ^<31>ーMRS(磁気共鳴スペクトル)を測定した(測定時間3分間、100回加算)。
(2)結果 循環停止とともに、高エネルギ-化合物であるアデノシン三リン酸(ATP)、クレアチンリン酸(Pcr)が急激に低下し、逆に無機リン(Pi)が激増した。ATP、Pcrは循環停止30分後にはほとんど消失した。また、Piは高磁場側ヘシフトし、乳酸の蓄積等によると思われる組織の酸性化が示された。

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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