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1990 年度 実績報告書

鼻アレルギ-発症抑制因子 特に鼻汁プロテア-ゼ

研究課題

研究課題/領域番号 02670777
研究機関日本医科大学

研究代表者

奥田 稔  日本医科大学, 医科部, 教授 (70073731)

研究分担者 平良 晋一  日本医科大学, 医学部, 助手
顔 真賢  日本医科大学, 医学部, 助手 (10214735)
大西 正樹  日本医科大学, 医学部, 講師 (40152201)
キーワード鼻アレルギ- / 鼻汁 / ダニ抗原 / プロテア-ゼ / プロテア-ゼインヒビタ- / 抗原の鼻粘膜侵入
研究概要

1 鼻アレルギ-鼻汁プロテア-ゼとそのインヒビタ-活性
鼻アレルギ-患者より吸引により鼻汁を採取し,細胞成分とムチンを除いた。各種蛍光ペプチド基質を用い鼻汁中のプロテア-ゼおよびそのインヒビタ-を定量した。その結果少量のトリプシン様,キモトリプシン様活性,強いトリプシン,キモトリプシン,SHプロテア-ゼ抑制活性が検出された。
2 ヒヨウヒダニのプロテア-ゼ活性
上記方法によりヒヨウヒダニ粗抗原にはトリプシン様,SHプロテア-ゼ活性が検出された。精製ダニ抗原DerfIにはSHプロテア-ゼ活性が検出されたがDerfIIにはプロテア-ゼ活性は検出されなかった。
3 ヒヨウヒダニプロテア-ゼに対する鼻汁の効果
抗原と鼻汁を混合後一定時間放置し,混合前後のプロテア-ゼ活性を比較した。ダニ粗抗原のトリプシン様活性は約20%,SHプロテア-ゼ活性は約70%抑制された。鼻汁はダニ抗原のプロテア-ゼ活性を抑制することにより抗原の粘膜内侵入を阻止する可能性が示唆された。
目下鼻汁中のプロテア-ゼ抑制因子についてimmumoassayを行いつゝある。
4 鼻粘膜内ダニ抗原DerfI,IIの定量
外科的に得られた下鼻甲介粘膜をホモジナイズし,水溶性成分を抽出した。成分中ダニ抗原を,抗ダニDerf モノクロナ-ル抗体,抗粗ダニ抗原ポリクロナ-ル抗体を用いてenzyme immumoassayにより定量した。10例中4例に抗原が検出された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Minoru Okuda: "Cellular Elements in the Nasal Epithelium" Am.J. Rhinology.

  • [文献書誌] Minoru Okuda: "Nasal Jutraepithelial Lymphouyte Subsets" Allergy.

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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