研究課題/領域番号 |
02670872
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
溝上 隆男 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (90085712)
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研究分担者 |
渡邊 武之 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (80220896)
杉山 哲也 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (50216347)
金山 昇 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (30201429)
尾松 素樹 東京歯科大学, 歯科部, 講師 (60160941)
櫻井 薫 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (20153950)
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キーワード | 無歯顎 / 経時的変化 / 残存歯槽堤 |
研究概要 |
上顎模型に規格化について検討を加え、顔弓および半調節性咬器に若干の改良を加えることにより、顔面頭蓋を基準とした上顎模型の規格化が可能となった。また、上顎に対する下顎の位置付けを咬合器上で行ない、現有するミツトヨ製作所製3次測定器MX203にマイクロパック210を接続することにより、顎堤の経時的変化および上下顎残存歯槽堤の対向関係の変化を計測することが可能になり、より多角的な面からの無歯顎堤の経時的変化についての観察が可能となった。 計測にあたり、長期経過通察に適切と思われる症例を行ない、新義歯装着時、6ケ月後および1年後の印象採得、規格模型の製作、上顎模型の咬合器への付着および上顎模型に対する上顎模型の付着を行ない、Frankfort平面を基準とした顎堤の経時的変化の変化の計測を行なった。計測部位は上下顎の正中矢状断面と左右の補綴学的歯槽頂線および上顎犬歯遠心部(UI)と上顎結節最高点(U4)を結んだ距離を3分割した部位(前方よりU2,U3)ならびに下顎の犬歯遠行部(L1)と後臼歯豊隆前緑縁を結んだ距離を3分割した部位(前方よりL2,L3)とした。1年後の顎堤の変化の最大は上顎の正中で唇側部で1.11mm、口蓋部で0.13mm。U1で1.03mm。U2で1.07mm、U3で0.65mm、U4で0.15mm。下顎で正中矢状断で0.64mm、L1で1.38mm、L2で0.77mm、L3で0.59mmであった。 今後は咬合平面を基準とした顎堤の変化や計測部位ま細小化について検討をも加え、顎堤の経時的変化についてより詳殺に検討を加える予定である。
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