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1991 年度 実績報告書

乳歯歯髄と永久歯歯髄の組織学的特異性に関する比較検索

研究課題

研究課題/領域番号 02670936
研究機関福岡歯科大学

研究代表者

本川 渉  福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (60084290)

研究分担者 日高 三郎  福岡歯科大学, 歯学部, 助教授 (00084252)
岡村 和彦  福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (00224056)
谷口 邦久  福岡歯科大学, 歯学部, 助教授 (90105685)
副島 嘉男  福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (50154696)
久芳 陽一  福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (90131862)
キーワード乳歯歯髓 / 永久歯歯髄 / 電気泳動法 / ヒアルロン酸(HA) / コンドロイチン硫酸(CS) / ウシ
研究概要

イヌの乳歯および永久歯に窩洞形成後、同一充填材料で修復した場合の修復象牙質の形成を比較したところ、乳歯において明らかに修復象牙質の形成が早期に観察された。そこでこの組織学的相違について、検索した。象牙質形成が活発な歯髄では、コンドロイチン硫酸(CS)が最大成分として多量に存在し、象牙質形成の減退と共にCSも減少する。一方ヒアルロン酸(HA)は象牙質の形成の減退と共に増加する。そこで象牙質の形成に関与すると考えられるCSとHAを生化学的に定量した。イヌの乳歯および永久歯についての分析を行う前に歯髓の試料が多量に得られるところのウシの乳歯および永久歯について、まず分析した。方法は歯髓をパパイン消化、TCA除タンパク質アルコ-ル沈澱することによりムコ多糖分画を得る。そして分離したムコ多糖はセルロ-ズアセテ-ト膜電気泳動法によって半定量的に分析する。また、ト-タルのムコ多糖量はカルバゾ-ン法によりウロン酸量として表す。電気泳動法によるパタ-ン分析では、セルロ-スアセテ-ト膜電気泳動法によってHA、CS、ケラト硫酸(KS)およびデルマタン(DS)が半定量的に分析された。その結果、コンドロイチン硫酸(CS)においては、ウシの乳歯歯髓における含有量は、永久歯歯髄においてよりも多量に定量された。一方、ヒアルロン酸(HA)においては、乳歯歯髄における含有量が永久歯のそれよりも定量的に少なかった。

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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