研究課題/領域番号 |
02671041
|
研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
久光 正 昭和大学, 医学部・第一生理学教室, 助教授 (20167604)
|
研究分担者 |
佐藤 三千雄 昭和大学, 教養部・体育学, 教授
佐藤 孝雄 昭和大学, 医学部・第一生理学教室, 助手 (80102383)
武重 千冬 昭和大学, 医学部・第一生理学教室, 教授 (30053763)
|
キーワード | 運動 / 筋緊張 / 針刺激 / 筋硬度 / Hー反射 |
研究概要 |
改良型筋硬度計(皮膚硬度計を特注により改良したもの)を用いて16名のボランティアの両側腓腹筋の硬度を測定した。20分間のつま先立ち運動による運動負荷の直前(対照)、負荷終了直後、5、15、30、60分後の筋硬度の変化を測定した。また運動負荷直後に一側の下腿三頭筋に5ケ所施針し、対側の下腿三頭筋の筋硬度の変化と比較した。この結果、筋硬度は運動負荷直後には対照に比べ有意に増加(約26%増加、危険率1%以下)し、時間と共に減少し60分後にほぼ対照値に戻った。これに対し施針を行なった側では非施針側に比べ有意に筋硬度減少率が大きく(危険率1%以下)施針15分後には対照値に復帰した。また1ー2日後に発生する筋痛の程度は約80%のボランティアが施針側の方が軽度であると報告した。Hー反射に及ぼす運動負荷、施針の影響および動物実験の結果については現在検討中である。本研究の中間結果は第68回日本生理学会で発表する予定である。
|