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1990 年度 実績報告書

インスリンセプタ-遺伝子発現調節蛋白の解析

研究課題

研究課題/領域番号 02671099
研究機関大阪大学

研究代表者

河盛 隆造  大阪大学, 医学部, 講師 (00116021)

研究分担者 森島 豊彦  大阪大学, 医学部, 助手 (50221635)
山崎 義光  大阪大学, 医学部, 助手 (40201834)
キーワード遺伝子発現調節 / インスリンレセプタ- / Type A インスリン抵抗性
研究概要

インスリンレセプタ-遺伝子上流側を細分し、gel shift法を用いて、各DNA断片と核より抽出した蛋白との結合の有無について検討を行なっている。また、現在、グルココルチコイドレセプタ-発現プラスミドを培養肝癌細胞(HepG2)にtransfectし、大量のグルココルチコイドレセプタ-発現によるインスリンレセプタ-遺伝子発現調節の変化についても検討を行なっている。
さらに、申請者らが見いだしたインスリンレセプタ-数の減少を来すType Aインスリン抵抗性症候群2症例について、PCR法を用いて各22のexonを増幅し、そのインスリンレセプタ-遺伝子の塩基配列を決定した。その結果、いずれの症例においてもそのインスリンレセプタ-遺伝子にはsilent mutationのみで、そのアミノ酸一次構造自体には異常が見いだされなかった。そこで、各対立遺伝子別にインスリンレセプタ-mRNAを分別定量した結果、対立遺伝子の両方(症例1)、または、一方(症例2)から転写されるインスリンレセプタ-mRNAが低下していることを明かにした。以上についてDiabetesに投稿し、掲載予定(平成3年5月)である。現在、インスリンレセプタ-遺伝子の発現調節領域について遺伝子構造の解析と遺伝子結合蛋白の検討を行っている。さらに、それぞれの家族について各々の対立遺伝子についてインスリンレセプタ-遺伝子の解析を行っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Eiichi Imano: "Two patients with insulin resistance dne to decreased levels of insulin receptor mRNA" Diabetes. 40. (1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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