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1991 年度 実績報告書

胎児、胎盤系における顆粒球コロニ-刺激因子の生理的役割について

研究課題

研究課題/領域番号 02671120
研究機関東京大学

研究代表者

岡部 哲郎  東京大学, 医学部・(病), 助手 (80169135)

研究分担者 萩原 弘一  東京大学, 医学部・(病), 助手
佐々木 憲夫  三井記念病院, 内科医長 (40143432)
キーワードGーCSF / 胎盤 / 受容体
研究概要

胎盤はレセプタ-の宝庫といわれている。事実、いままでクロ-ニングされてきたレセプタ-に限ってみても、インスリン、セロトニン、ルトロビン、EGF,ANP,GMーCSF,MーCSFなどがある。GーCSFーRにしても、GMーCSFーRにしても、胎盤においてどのような機能をもっているかはよくわかっていない、ただ、存在量だけは非常に多い。例えば、胎盤一個当りのGーCSFーRは、NFSー60で4×10^<10>個、培養液401分に相当する。そこで20個の胎盤からスタ-トして、最終的に約9μgのGーCSFーRを得た。レクチンとリガンドの両アフィニティクロマトによって予備的に精製を試みたところ、精製倍率で約600倍、蛋白純度で0.136%(=1360ppm)という結果が得られた。従ってまだ精製度として不十分であり、更に別のクロマト工程を導入しなければならないと判断した。そこでトリトン濃度を下げることも考慮してゲル濾過を検討し、セファクリルS200を取り入れた。S200でクロマトしたところ、予期せぬことに2つのピ-クが現れた。その存在は〔 ^<125>I〕ーGーCSF結合量からみて、約4:1である。溶出位置から推定される分子量は前者で100kDa以上、後者で4kDaとなる。後者の推定分子量は小さすぎるのでセファクリルに何らかのアフィニティをもっているために溶出が遅れたものと考えられる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 岡部 哲郎,他: "コロニ-刺激因子(CSF)" 臨床検査. 35. 489-493 (1991)

  • [文献書誌] 岡部 哲郎: "granulocyteーcolony stimulating factor(CSF)" 検査と技術. 19. 172-173 (1991)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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