• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1992 年度 実績報告書

情報流網の構成と性能評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02680023
研究機関京都大学

研究代表者

長谷川 利治  京都大学, 工学部, 教授 (40025911)

研究分担者 河野 浩之  京都大学, 工学部, 助手 (70224813)
滝根 哲哉  京都大学, 工学部, 助手 (00216821)
高橋 豊  京都大学, 工学部, 助教授 (00135526)
キーワード情報流網 / 性能評価 / 性能評価支援ツール / 知識ベース / シミュレーション
研究概要

1. ATM通信システムにおいては、一般に入力過程がバースト性及び相関性を持つと考えられるが、到着及びサービス過程がセミマルコフ過程であるモデルを対象として、到着過程における個々の状態の遷移時間が任意の分布を持つとして解析を行った。これにより、系内に存在するサービス未完了のメッセージに着目して、任意に選択されてメッセージの待ち時間に関する確率母関数を導出し、性能評価のための有効な一方法が得られた。
2. 本研究の最終目的の一つである、情報システムの性能評価支援ツールの開発を進めた。このツールは、オブジェクト指向による、解析的手法による解法とシミュレーション手法による解法を融合したハイブリッドシステムのパッケージの開発を目的としたものであって、昨年度までの研究で、新しい待ち行列モデル記述言語を導入し、解析的に解けるモデルに関する知識ベースを構築するための基礎を作り、さらに、解析的手法に関する部分とシミュレーション部分間のインターフェースを開発し、ハイブリッド化の基礎を作った。今年度の成果を以下次に示す。
ハイブリッド型性能評価支援システムのプロトタイプを、UNIX上の言語処理系であるCESP言語処理系やシミュレーション言語であるSLAMII等を用いて作成した。これにより、新しく導入された待ち行列モデル記述言語によって記述された待ち行列網モデルが、構築された知識ベースによって、解析的に解けるモデルで有れば、適切な解析結果に選択され、解析的に解けないモデルであれば、シミュレーションによってなんらかの解が得られるようになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Fumio Ishizaki: "Generalized SBBP/G/1 Queue and its Application to ATM Networks" Modelling and Performance Evaluation of ATM Technology. (1993)

URL: 

公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi