研究分担者 |
鷲尾 龍一 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 講師 (90167099)
藤代 一成 お茶の水女子大学, 情報科学科, 助教授 (00181347)
鈴木 英一 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 助教授 (30004071)
大保 信夫 筑波大学, 電子・情報工学系, 助教授 (20011661)
原口 庄輔 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 教授 (50101316)
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研究概要 |
本研究の目的である,ハイパ-テキスト化英語トピックス辞書は、ソフトウエア・システムであり、その構築は通常の手順に従って行われている。すなわち,(1)問題分析(システム分析),(2)モデル化(デ-タモデル、プロセスモデル,状態モデル、の3種のモデルを構築する必要あり),(3)外部示様設計(どこまでコンピュ-タ上で実現し、どこまで人間にまかせるか),(4)システム・ア-キテクチヤ(デ-タベ-スシステムア-キテクチヤ),(5)実装;の順に作業を進める。このうち、下流工程である,(4)と(5)については、リコ-社「GーBASE」デ-タベ-ス管理システムにもとづいて行う。 本年度は上流工程(1)および(2)について、更にくわしい調査研究を進め,完成品の質向上に務める作業を進めた。すなわち、具体的要求示様の詰めの作業として、(a)高校生、大学生、一般社会人の英語学習に眞に役立てるため,収録語数3000語程度の「ハイパ-テキスト版英単語帳」を実装形態として想定し、トピックス的要素はデ-タモデルの適当な属性に吸収させる方針を打出し、(b)これまでの単語学習書にまったくかえりみられなかった「印欧語根」を属性の一つとして加えることにした。巷間に見られる「語源によって整理された」とされる英単語帳は、有史時代、とくにラテン語根,にまでさかのぼっているに過ぎず、印欧語80ケ国語共通の推定語「印欧原語」(紀元前数千年にさかのぼるとされる)着目したものは絶無といってよい。本研究では、Calvert Watkinsの筆による印欧語根1414語根について一つ一つ、精査し、採録すべきものと、すてるべきものの決定を行った。さらに、タイム,ニュ-ズウィ-ク、ビジネスウィ-ク誌を各号、印欧語根の応用面から、ていねいに調べ、多くのフレッシュ文例を採取して、最終年度の作業に備えている。
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