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1990 年度 実績報告書

「グル-プによる理科の観察・実験」における中学生の相互学習と思考過程の研究

研究課題

研究課題/領域番号 02680232
研究機関東京学芸大学

研究代表者

浦野 弘  東京学芸大学, 教育学部, 助手 (50185089)

研究分担者 篠原 文陽児  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00113035)
榊原 雄太郎  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90014753)
キーワード授業研究 / 中学校理科 / 実験・観察 / 相互学習 / 思考過程 / グル-プ / カテゴリ-分析
研究概要

本研究は,カテゴリ-を用いた手法により,生徒間のコミュニケ-ション過程及び学習行動を分析し,学習行動の遷移過程と解明行動とを関連づけて解析することにより,グル-プ活動である観察・実験場面での生徒の思考の展開過程を解明しようと試みてきた。
そのために,本研究の第1年次である平成2年度は,つぎのような経過で研究を進めた。
(1)分析カテゴリ-の設定:教師と学習者を対等にとらえ,その相互作用を対象としたHoughとDuncanによるカテゴリ-を参考に,学習者のみを対象とした学習者相互の相互作用としてとらえるカテゴリ-を設定を検討した。目的や仮説を含む実験や観察についての課題意識及びその下位概念として実験の操作や実験の内容に関する問答などの学習行動を思考の結果として取り扱い,その分析カテゴリ-の試案を作成した。
(2)実験場面でのグル-プディスカッションのモデルの設定:上記カテゴリ-の分類にもとづき,学習行動の骨格構造を作成し,学習行動と学習者相互の反応・応答関係から学習者の意思決定の構造モデルの枠組みを作成した。
(3)実験場面の録画およびプロトコ-ルの作成:上記モデル設定のために,附属小金井中学校において理科の物理領域の観察・実験場面の録音・録画を行なった。これらの記録にもとづき,言語および非言語行動のプロトコ-ルを作成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 浦野 弘・井上 光洋・南部 昌敏: "教授行動の選択系列のアセスメントによる授業研究方法の開発(17)ー中学校理科の教育実習への利用ー" 1990年日本教育工学会第6回大会講演論文集. 6. 449-450 (1990)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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