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1991 年度 実績報告書

理科教育に於ける課題研究の方法の開発と試行

研究課題

研究課題/領域番号 02680247
研究機関東京学芸大学

研究代表者

榊原 雄太郎  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90014753)

研究分担者 浦野 弘  東京学芸大学, 教育学部, 助手 (50185089)
遠西 昭寿  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (20135396)
福地 昭輝  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (80107721)
下條 隆嗣  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (50014767)
石井 醇  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (20014722)
キーワード理科教育 / 構造化チャ-ト / 学習ユニット / クラスタ- / 課題研究 / 宇宙の中の星 / 空気中の水蒸気 / 地層と岩石
研究概要

本科学研究費により行ったことは、次の5つの項目である。
1.パ-ソナルコンピュ-タによる理科教育学習内容の構造化チャ-ト作成システムの開発:基本的にはISM法を用いた学習内容の構造化である。学習内容は原則として新小学校指導書理科編を用いて行い、その中から抽出した内容を一つの内容を持った短い文章で表し要素とした。この要素は学習の順序に直接前後関係を持つもののみについて関係付けを行い、ISM教関構造システムにより縦軸に階層関係を持った構造チャ-トが作成される。
2.理科教育学習内容の学習ユニットの設定と、クラスタ-構造チャ-トの作成につい試行:構造チャ-トの要素項目を学習ユニットでまとめるため、横軸方向をクラスタ-として要素項目の移動を横軸方向のみについて行う。クラスタ-構造チャ-トの要素項目の関係には、同じ学習ユニットの中にあるものと、異なる学習ユニット間にあるものとがある。とくに後者の関係及び関連する要素項目は学習上重要なものである。
3.クラスタ-構造チャ-トの作成から、課題研究のテ-マの作成:クラスタ-構造チャ-トの中の学習ユニットは縦軸方向に階層関系があり、横軸はクラスタ-の関係にあるので、その配置により学習に適した課題の位置付けが明確になり、課題研究のテ-マ設定が容易である。
4.学習内容の要素について、その内容の解説及び観点別目標分類のための要素カ-ドの作成:要素の持つ内容が正しく伝えられるために、内容の解説及び知識・理解、実験・観察、科学的思考、関心・態度の四つに分類し、カ-ド形式とし、教師用指導書にも用いることができる。
5.小学校理科地学領域の3つの分野についての課題研究の試行が行われた。:本研究では、(1)宇宙の中の星と星の動き(6年)、(2)空気中の水蒸気(4年)、(3)地層と岩石(6年)について試行を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 榊原 雄太郎他2名: "高校「理科I」の教育実地研究における授業研究の試み" 東京学芸大学紀要. 43. 101-113 (1991)

  • [文献書誌] 榊原 雄太郎他3名: "ISM法を用いた課題研究テ-マの設定方法" 東京学芸大学紀要. 44. (1992)

  • [文献書誌] 榊原 雄太郎他2名: "中学校理科における火成岩分〓〓について" 日本地学教育学会々誌. 45. (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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