本研究で取り上げる画像デ-タベ-スは学校や研究室で、写真、スライド、絵や顕微鏡写真などを管理する画像デ-タベ-スである。また、VTRのような動画についても管理、検索が可能な画像デ-タベ-スの開発でもある。本研究においては、これらの現象をそれぞれ分解し、静止画及び動画デ-タとして教材デ-タベ-スを作成した。 画像デ-タベ-スを構築するためには、デ-タの分類や検索キ-の設定が必要である。しかし、写真や静止画、動画を対象とした画像デ-タベ-スの場合には画像が視点の違いにより多様な解釈が可能なため、分類や検索キ-の設定に重度が大きすぎ問題が生じる。 1. 今回の画像デ-タベ-スの支援ソフトシステムについては、ロ-タス1ー2ー3のスプレッドシ-トを使用している。このソフトウェアをデ-タベ-ス専用のソフトと比較すると、必ずしも十分な機能を備えているとはいえないが、操作性の簡単さ、修得のしやすさという点に優れているので採用した。 2. 平成2年度・3年度に教材デ-タとして、信濃川及び千曲川の環境を取り上げ調査・資料収拾を行った。信濃川や千曲川の各地区で8ミリビデオを撮影して、これらの画像の編集をおこなった。さらにカラ-写真、スライドフイルムもそれに平行して撮影を行った。 3. パソコン対応PVーS98、SーVHS・HiーFiビデオデッキを購入し、編集録画を行い、パソコンNEC・PCー9801のタ-ミナルモ-ドでPVーS98を直接コントロ-ルできるようにした。 このデ-タベ-スは多数の画像デ-タベ-スに対しての適用を行っていないが、VHSー120のテ-プの検索では有効と考えられる。今回のデ-タシ-トの最大登録件数は300件であるから、大量のデ-タを操作するためにはデ-タベ-スソフトも本格的なものが必要である。
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