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1991 年度 実績報告書

キャンパスにおける外国人留学生サポ-トネットワ-クシステムの形成ーエンカウンタ-グル-プによるフィ-ルドリサ-チ

研究課題

研究課題/領域番号 02801019
研究機関九州大学

研究代表者

村山 正治  九州大学, 教育学部, 教授 (80038439)

研究分担者 白土 悟  九州大学, 留学生教育センター, 講師 (60154374)
高松 里  九州大学, 留学生教育センター, 講師 (50226916)
キーワードエンカウンタ-グル-プ / サポ-トネットワ-クシステム / 外国人留学生 / フィ-ルドリサ-チ
研究概要

当該年度においては、サポ-トネットワ-クプログラムを実際に試み、その際に生じる様々な問題を検討することにあった。
前年度までに、留学生が日本において感じている対人的な問題点について検討を行ってきた。我々も参加して行ったある調査においては、8割近い留学生が何らかの国際交流行事に参加しているものの、日本人の親しい友達を持たない留学生が2割程度いること、彼らが困った時に相談できる日本人を求めていることなどが示された。
そこで、当該年度においては、留学生と日本人学生が継続的に話し合いの場を持てるようにWeeklyのEncounter Groupを組識し、毎週行った。この活動には、外国人である留学生や訪問研究員の他、国際交流に興味を持っている日本人学生および教識員が参加した。
その結果、ある程度双方の理解が進み、日常的なつきあいに発展するケ-スもあったものの、双方の言語的問題・年齢差・文化的背景などの相違などにより、交流が難しいケ-スも見られた。また、週一回しか行われないという構造の中では、相互理解に発展するにはまだ不十分な部分も見られた。
そこで、より集団構造(課題構造)の明確な場も必要とされ、そのような集団を再度構成しようと現在検討中である。これについては、留学生と日本人学生を含めた実行委員会を組識し、このメンバ-を核にプログラムを組み立てている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 高松 里,白土 悟: "九州大学留学生教育センタ-相談室の活動" 九州大学留学生教育センタ-紀要. 3. 217-233 (1991)

  • [文献書誌] 高松 里: "留学生カウンセリングの方法と実際" 日本心理臨床学会第10回大会発表文集. 292-293 (1991)

  • [文献書誌] 高松 里: "外国人留学生の対人関係調査" 日本心理臨床学会第11回大会. (1992)

  • [文献書誌] 村山 正治,見藤 隆子,野島 一彦: "エンカウンタ-グル-プから学ぶ村山正治:第10章 ネットワ-キングとエンカウンタ-グル-プ" 九州大学出版会,

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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