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1991 年度 実績報告書

紫外域レ-ザ-用多孔性反射防止膜の開発

研究課題

研究課題/領域番号 02805007
研究機関大阪大学

研究代表者

吉田 国雄  大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (70029338)

研究分担者 田中 和夫  大阪大学, 工学部, 助教授 (70171741)
キーワード多孔性反射防止膜 / 表面粗さ / レ-ザ-耐力 / 化学処理 / イオン注入
研究概要

石英ガラス表面に,ボロンイオンを次の様に注入した。
イオンエネルギ- 注入量
1.40 KeV 1×10^<15> 個/cm^2
2.40 KeV 1×10^<16> 個/cm^2
3.40 KeV 1×10^<17> 個/cm^2
4.30 KeV 1×10^<15> 個/cm^2
5.30 KeV 1×10^<16> 個/cm^2
ボロンを注入した石英ガラスの分光特性,表面粗さ,レ-ザ-耐力を測定した。その結果,ボロンイオン注入の石英ガラスは,波長360nm以下ではボロンによる吸収がみられた。また,表面粗さの変化は見られなかった。レ-ザ-耐力については,1.と2.のサンプルではレ-ザ-耐力が40%程度低下した。
このボロンイオンを注入した石英ガラスを,Na_2HSO_4,Al^<3+>,Siの混合液で表面処理し,ボロンイオンを除去し,多孔性石英ガラスの製作を試みたが,ボロンイオンの除去ができなかった。今後は,さらにボロンイオンを除去できる薬品を捜すが,或いは化学処理で注入イオン量を完全に除去可能なイオン種を調べる必要がある。

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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