研究概要 |
下記の三つの研究を行った。 1.ANDーEXOR論理式最小化プログラムの開発。 2.ANDーEXOR論理式最小化プログラムの開発。 3.論理関数の変換のフルゴリズムとプログラムの開発。 研究分担者の神田徳夫が内地留学で研究代表者の大学で10カ月過ごすことになり,研究の芸率が大幅に上昇した。また,研究代表者のアイデアに強い興味を示したIBMワトソン研究のD.Brand博士が,約4カ月研究代表者の所に滞在し共同でANDーEXOR論理式の最小化に関する研究を行った。 新たにられた成果は,下記のとおりである。 1.『任意の6変数関数を表現するために必要なANDーEXOR論理式の績項が16であること』。この証明のために,多数のワ-クステ-ションを数ケ月連続運転した。ANDーOR論理式で同じことをするには,32績項必要である。つまり,EXORを用いると績項数が大幅に経ることが証明された。 2.『論理関数の変換定理』ANDーEXOR論理式の績項数を変化させないような論理関数の変換群を発見した。この変換を用いると,一つの関数の論理式を簡単化すれば十分である。そのため,ANDーEXOR論理式の簡単化は,並列計算機で実行出来る。また,最小論理式の績項数の下界を求める際にも有効であり,最小化プログラムの性能も大幅に上昇した。
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