• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1990 年度 実績報告書

合成高分子分解遺伝子のクロ-ニングと解析

研究課題

研究課題/領域番号 02806023
研究機関神戸商科大学

研究代表者

河合 富佐子  神戸商科大学, 商経学部, 教授 (60118007)

研究分担者 島田 良美  神戸商科大学, 商経学部, 助手 (80226216)
キーワード合成高分子 / ポリエチレングリコ-ル(PEG) / 分解資化能 / PEG脱水素酵素 / ジ-ンライブラリ-
研究概要

大腸菌におけるEー1のジ-ンライブラリ-の作成と活性発現:Eー1の構成菌でPEG分解を行うFlavobacterium sp.の全遺伝子(XhoI消化断片)をコスミドべクタ-pVK102(mob+)に挿入し、大腸菌HB101およびS17ー1(tra+)に形質導入して、ジ-ンライブラリ-を作成したが、大腸菌で分解は発現しなかった(PEG生育)。また、PEG脱水素酵素活性をリゾチ-ム処理菌体で測定したが、十分な酵素活性は検出できなかった。このFlavobacterium sp.は外来DNAの分解活性が強く、将来PEGー株を宿主として用いるには不適当と考えられる。
PEG脱水素酵素のアミノ酸配列の決定とプロ-ブの作成:上記のように、PEG生育によるクロ-ン検索が難しいので、PEG脱水素酵素を既知の方法で精製し、末端アミノ酸配列を決定し、これよりプロ-ブを作成した。これを用いてPEG脱水素酵素遺伝子のクロ-ン検索を行い、サブクロ-ニングを試みる。
大腸菌における203のジ-ンライブラリ-の作成と活性発現:PEG4000資化菌203のジ-ンライブラリ-を作成した。本菌はプラスミドを所有しないのと、外来DNAを分解しないので、将来PEGー宿主として使える可能性が高い。本菌の全DNA(Sal I断片)をEー1と同様にコスミドベクタ-につなぎ、大腸菌S17ー1に入れて、ジ-ンライブラリ-を作成したが、PEG生育を指標とするクロ-ン検索では、活性発現は認められなかった。
PEG資化菌の再同定
化学分類法に基づく再同定を行い、4000以上の資化菌(20,000資化菌ではPEG分解者)はすべてSphigomonas属とみなされたが、基準株7株はPEGに全く生育しなかった。1000以下の低分子資化菌はPseudomonas属またはAlcaligenes属と判定された。

URL: 

公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi