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1991 年度 実績報告書

ド-パミン伝達路におけるカルモデュリンの関与

研究課題

研究課題/領域番号 02807031
研究機関浜松医科大学

研究代表者

藤田 道也  浜松医科大学, 医学部, 教授 (60014031)

キーワードカルモデュリン / カルモデュリン結合タンパク貭 / アデニル酸サイクラ-ゼ / βーアドレナリン作動薬 / シナプトソ-ム膜 / カルモデュリンキナ-ゼII
研究概要

膜結合型カルモデュリンの免疫電顕をEGTAー洗滌,非洗滌,Ca処理シナプトソ-ム膜(以下SM)について行い、CaM密度がこの順序で増加していることを明らかにした。
CaM依存性アデニル酸サイクラ-ゼ、CaM依存性プロテインキナ-ゼII(以下CaMーキナ-ゼII)の両活性をSM標申に見出したがホスホジエステラ-ゼ活性は見出されなかった。
pCa6.2におけるアデニル酸サイクラ-ゼ活性はGTP+CaM,CaM+βーアドレナリン作動性アゴニストの組合せのどちらかによっても協調的に活性化された。
また、プロテインキナ-ゼA活性とその基貭、CaMキナ-ゼIIの基貭もSMに見出された。 ^<32>Pオ-トラジオグラフィ-, ^<125>ICaMオ-バ-レイ法によって、いくつかのCaM結合タンパク貭をSDSーPAGE上に証明することができた。
CaM結合タンパク貭にはCa依存性のものと非依性のものがあり、前者の回収量はSM調製液のCa濃度によって影響を受けないが、非依存性のものは100μMCa^<2+>の存在で回収量が減少した。
今回の知見は、EGTAー洗滌SM標品が脳SMにおけるCaMの役割を研究するのに役立つ系であることを示している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Natsukari,N.: "Characterization of EGTAーwashed synaptosomal membrane with emphasis on its calmodulinーbinding proteins Demonstrations of possible reconstitution with added calcium/calmodulin" Biochimica Biophysica Acta. 1133. 193-205 (1992)

  • [文献書誌] Natsukari,N.: "Calmodulin compartmentation in aged rat:could the aged rat brain be a ‘physiologically desensitized' model in signal transduction?" Biomedical Research 12,Supplement. 12. 11-13 (1991)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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