研究課題/領域番号 |
02807154
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
井筒 俊彦 岩手医科大学, 医学部, 講師 (00103739)
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研究分担者 |
福島 明宗 岩手医科大学, 医学部, 助手 (20208937)
佐藤 昌之 岩手医科大学, 医学部, 助手 (20183387)
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キーワード | cーmyc / Haーras / Endomedrial Cancer |
研究概要 |
子宮内膜癌培養細胞株Ishikawa(IK)において癌遺伝子産物CーmycおよびHaーrasのモノクロ-ナル抗体を用いて細胞内CーmycおよびHaーrasの発現と細胞周期との関連について検討を行った。 IKにおけるG_0+G_1期細胞、S期細胞、G_2+M期細胞の割合の経時的変化は、24時間でそれぞれ50.8%、21.6%、27.7%であり、48時間では56.8%、20.5%、22.7%であった。また72時間では、それぞれ59.0%、18.5%、22.4%であった。IKにおけるCーmyc蛋白の発現を蛍光強度で表すと、24時間におけるG_0+G_1期の蛍光強度は、21.9、S期の蛍光強度は、27.5、G_2+M期のそれは33.4であり、48時間ではそれぞれ14.4、20.5、22.7、72時間では8.4、10.7、15.0と各細胞周期におけるCーmycの発現はG2+M期で高い結果が得られた。同様にHaーras蛋白の各細胞周期における発現を蛍光強度で表すと、24時間におけるG_0+G_1期の蛍光強度は23.6、S期の蛍光強度は31.2、G_2+M期の蛍光強度は37.4であり、48時間ではそれぞれ15.1、22.0、25.7、72時間ではそれぞれ15.9、25.6、32.9とHaーrasの発現もG_2+M期で高い結果がえられた。
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