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1992 年度 実績報告書

I型糖尿病モデル動物であるNODマウスに特異的に発現しているリンパ球抗原

研究課題

研究課題/領域番号 02807224
研究機関福井県立大学

研究代表者

海藤 敏雄  福井県立大学, 生物資源学部, 助教授 (80185701)

研究分担者 小松 孝行  福井医科大学, 医学部, 助手 (20215388)
キーワードNOD / Insulitis / 糖尿病
研究概要

我々はNODマウスの胸腺細胞膜抗原を認識する単クローン抗体p120を作製した。この抗体は非糖尿病でNODの姉妹系統マウスILIの抗原は認識しなかった。1.この抗原は膜通過抗原であるが抗体の認識部位はセルソータを用いた実験より細胞外になく、ウエスタンブロットや凍結切片の蛍光染色より抗原のフレームワークを認識していない。そのためかNODの胸腺細胞よりλgtllcDNAライブラリーを作製し、抗p120抗体でスクリーニングしたが陽性クローンは得られなかった。2.in vivoの抗p120注射実験からは抗原エピトープが膜上細胞外にないこともあって、Insulitis(Insと略す)とp120抗原との関係を結論づけられなかった。(平成3年)そこで唯一のアッセイ法、^<125>I標識、抗p120抗体による免疫沈降、SDS-PAGEでp120を定量し、F1をNODに戻し交配させると5ヵ月令で雄,雌ともに約50%のマウスでInsが発生する事が判っているので、これらマウス個体のInsとp120抗原量の関係を調べた。22匹のうち、Ins、p120共に陽性は9匹、共に陰性は6匹で、Ins陽性、p120陰性及びIns陰性、p120陽性の組み替え体は、それぞれ3匹、4匹であった。このことはp120がIns遺伝子産物でないことを示している。3.他の純系マウス株の胸腺細胞を調べるとB6、B10、C3HでもNODの60%から80%量のp120が発現していた。4.サブトラクテッドλgt10ライブラリーは作製できなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y.Koide,T.Kaidou,M.Nakamura and T.O.Yoshida: "Molecular Analysis of pathogenesis of Autoimmune Insulitis in NOD Mice (in press)" TOHOKU Journal of Experimental Medicine. (1993)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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