研究概要 |
1.界面活性脂質の構造解析 (1),Serratia marcescensが産生するserrawettin W2が右図の化学構造であることを明らかにした。 (2),Serratia rubidaeaが産生するrubiwettinsが、下図の化学構造であることを明らかにした。 2.上記脂質を産生しない変異株を分離し、それらが培地表面での拡大増殖能、フラクタル形成能が障害されていることを明らかにした。 3.培養条件を選定することにより、大腸菌など腸内細菌科の細菌の多くがフラクタル集落形成能を有することを明らかにし、それらがどのような機構で形成されるのかを、現在調べている。 4.フラクタル理論に詳しい物理学研究者の協力を得、細菌集落フラクタルをどのように説明出来るか共同研究を進めている。
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