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2002 年度 実績報告書

外国語学習スタイル調査票の作成とその活用-母語や目標言語の差異を越えて-

研究課題

研究課題/領域番号 02J10453
研究機関東北大学

研究代表者

藤田 裕子  東北大学, 大学院・文学研究科, 特別研究員(DC2)

キーワード外国語学習スタイル / 中国人 / 韓国人 / 日本語学習者 / 尺度
研究概要

本研究の目的は以下4点であるが、1、が研究の土台となるため、本年度は1、について重点的に研究を行った。
1、日本語学習者のための外国語学習スタイル調査票を開発すること
2、属性による外国語学習スタイルの違いを明らかにすること
3、外国語学習スタイルと教室活動の好みの関係を明らかにすること
4、外国語学習スタイルの変化とその要因・影響を明らかにすること
1、外国語学習スタイル調査票の作成
平成14年4月より外国語学習スタイルに関する先行研究の知見をまとめ、同年8月より予備調査を行う。韓国人・中国人・日本人大学生各60名に自作の外国語学習スタイル調査票(14の外国語学習スタイルの型を想定、質問項目146項目)を実施し、その分析結果と被調査者の意見より、本調査用調査票(14型、各型8項目、計112項目)を作成した。同年10月から11月にかけて、韓国・中国・日本の大学に協力を依頼し、平成15年1月までに韓国人大学生日本語学習者340名、中国人大学生日本語学習者343名、日本人大学生346名より有効な回答を得る。現在分析中であるが、当初想定していた14の外国語学習スタイルの型は現れず、大きく6つ程度の型になる模様である。目標言語や母語の違いを越えるという目的で、日本人大学生も含めた3カ国共通の尺度を目指しているが、日本人大学生の結果は韓国人・中国人大学生日本語学習者と重ならない部分もあることから、現在はまず2カ国共通の尺度を作成する方向で分析を進めている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 藤田 裕子: "日本人大学生の外国語学習スタイルとKolbのExperiential Learning Theory"JALT Journal. 24-2. 167-181 (2002)

  • [文献書誌] 藤田 裕子: "外国語学習スタイルに関する日本・韓国・中国共通の尺度作成の試み"言語科学論集. 6. 107-118 (2002)

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公開日: 2004-03-26   更新日: 2016-04-21  

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