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1991 年度 実績報告書

西太平洋地域の地球物理共同観測

研究課題

研究課題/領域番号 03041024
研究機関東京大学

研究代表者

行武 毅  東京大学, 地震研究所, 教授 (90012898)

研究分担者 SHULTZ A.  ケンブリッジ大学, 教授
COX C.  カリフォルニア大学, スクリップス海洋研究所, 教授
PURDY G.M.  WHOI ウッズホール海洋研究所, 教授
BUTLER R.  IRIS, 地震学研究室, 室長
CHAVE A.  WHOI, ウッズホール海洋研究所, 教授
HELSLEY C.  ハワイ大学, 地球物理研究所, 所長
木下 肇  東京大学, 地震研究所, 教授 (10110347)
島崎 邦彦  東京大学, 地震研究所, 教授 (50012951)
田中 良和  京都大学, 理学部, 助手 (00025420)
是沢 定之  東京大学, 地震研究所, 助手 (80012946)
湯元 清文  名古屋大学, 太洋地球環境研究所, 助教授 (20125686)
片尾 浩  京都大学, 防災研究所, 助手 (80221878)
浜野 洋三  東京大学, 理学部, 教授 (90011709)
歌田 久司  東京大学, 地震研究所, 助教授 (70134632)
笠原 順三  東京大学, 地震研究所, 助教授 (70012953)
キーワード海底ケ-ブル利用 / 地電位差変化 / 地磁気変化 / マリアナ諸島 / 地震活動 / 海底地震観測 / 光磁気ディスク地震観測システム
研究概要

本年は本計画の初年度に当たり、研究方法の検討、観測機器設置点調査、現地機器設置および観測、初期の結果の解析、検討を行った。
地電位差の観測に関してはGeOーTOC海底ケ-ブルのグアム陸上端局、二宮陸上移設工事の終了を待ってグアム局、二宮局において海底ケ-ブルへの電源(4500V)切断時の8時間の記録を得た。また、電源投入後連続観測を開始した。グアムにおけるケ-ブルの地電位は数時間の間に±2V程度変化し、これと柿岡地磁気観測所、グアムの地磁気3成分との比較を行った。この結果ケ-ブル両端間の電位差はケ-ブル両端における地磁気東西成分と極めて良い対応を示した。S/Nも極めて良かった。連続観測値はこれより10倍程度S/Nが悪い。これは4500Vの電源のふらつきによる可能性がある。グアムにおける地磁気測定連続も開始した。グアム〜フィリピンの地電位差の計測を準備を始めた。
地震観測はGeOーTOCケ-ブル周辺の地震活動を調査するのが主目的である。ケ-ブル南端付近のグアム、サイパン、およびTPCー1ケ-ブル東端のキパパ(オアフ島)で開始した。観測機器はデジタルイベントトリガ-式光磁気デスク型記録装置である。地震計としてはケ-ブル式海底地震計に使用を考えている3成分2Hz速度計、3成分加速度計を用いている。観測した光磁気デスクは地震研究所で波形表示などの初歩的解析をしている。どの観測点も人為的雑音が高くそのためミストリガ-がかなり多いが、グアム島サイパン島共島からの40〜50kmの付近の地震活動の存在を示した。キパパも観測点から5km付近の活動が観測された。キパパは観測期間が短いためまだオアフ島付近の活動の全体は不明である。

研究成果

(2件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] 浜野 洋三,歌田 久司,行武 毅,田中 良和,湯元 清文: "海底ケ-ブルを用いた電磁気観測" 地球惑星科学関連学会予稿集. (1992)

  • [文献書誌] 笠原 順三,是沢 定之,片尾 浩: "マリアナ諸島周辺の地震活動" 地震学会予稿集. (1992)

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公開日: 1993-03-15   更新日: 2016-04-21  

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