研究課題
1.国際共同研究実施案の作成:研究分担者Ellyin教授とKrempl教授が平成3年8月に国際材料学会のため来日した機会をとらえ、第1回研究会を北海道大学で開催した。そして、本国際学術研究計画の研究内容や研究分担、研究交流日程等の綿密な打合せを行い、具体的実施案を作成した。2.複合材料の力学的特性に関するデ-タ収集と総括的な検討:平成3年12月に、カナダ・アルバ-タ大学で本国際学術研究の第2回研究会を開催した。従来からなされてきた複合材料の力学的デ-タを集計・整理した。さらに、各共同研究者がこれまで行ってきた均質材料の弾塑性挙動、繰返し塑性挙動、破壊挙動、粘性挙動、疲労ダメ-ジの累積、疲労挙動等の研究成果を報告し、それらの複合材料への適用性を討論した。そして、今後の共同研究方針を明確にした。3.複合材料の力学に関する先端研究状況の調査:平成3年12月にアメリカ合衆国・アトランタで開催されたアメリカ合衆国機械学会の冬季通常総会に、本研究組織の研究者全員が出席した。本会議に於て複合材料の力学に関する先端研究が多数報告された。各共同研究者は、研究発表すると共に、複合材料の非弾性力学に関し、多数の著名な研究者と討論及び情報交換を行った。そして、当該分野における今後の課題や動向を調査した。4.複合材料の巨視的力学特性の検討:本研究組織の各研究者がこれまで行ってきた均質材料の弾塑性挙動、繰返し塑性挙動、破壊挙動、粘性挙動、疲労ダメ-ジの累積、疲労挙動等の手法を複合材料に適用したさまざまな実験や解析を行った。複合材料の巨視的力学的挙動という観点から、材料力学の体系を総合的に再検討した。
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