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1991 年度 実績報告書

国際協力実験ZEUSによる電子・陽子衝突の研究

研究課題

研究課題/領域番号 03044033
研究機関東京大学

研究代表者

山田 作衛  東京大学, 原子核研究所, 教授 (70011658)

研究分担者 渡部 隆史  , 学振特別研究員
WOLF Guenter  ドイツ電子シンクロトロン研究所(DESY), 主任研究員
笠井 聖二  , 学振特別研究員 (70221869)
喜多村 章一  東京都立大学, 理学部, 助手 (60106599)
椎野 二男  東京大学, 原子核研究所, 助手 (20092231)
久世 正弘  東京大学, 原子核研究所, 助手 (00225153)
徳宿 克夫  東京大学, 原子核研究所, 助手 (80207547)
石井 孝信  東京大学, 原子核研究所, 助手 (90134650)
浜津 良輔  東京都立大学, 理学部, 助教授 (20087092)
広瀬 立成  東京都立大学, 理学部, 教授 (70087162)
奥野 英城  東京大学, 原子核研究所, 助教授 (10013400)
キーワードパイプライン方式トリガ- / 半導体検出器 / ハドロン電子分散器 / ビ-ム衝突 / 電子陽子衝突 / HERA / 励起電子 / レプトクォ-ク
研究概要

1.昨年度完成したパイプライン方式のトリガ-回路を、実験現場に設置して、順次各検出器の読みだし回路系と接続した。また、複雑なトリガ-条件の変更とブックキ-ピングを、効率的かつ確実に行うために、インタ-フェイスソフトウェアを開発した。このソフトウェアによって、トリガ-ロジックの変更が、条件を記述するだけで、自動的に行われ、同時に記録される。システムの試験、調整を行った後、宇宙線デ-タを取得し、オンラインとオフラインの両方で解析し、測定器、トリガ-と読みだしが正常に稼働することを確かめた。
2.半導体検出器を応用したハドロン電子分離器の建設を継続し、約五分の一のパイロットユニットを、カロリ-メ-タ-中に設置した。フロントエンドの検出器部分は完了しているので、今後は組上げと読みだし系の整備を続け、平成4年度中の完成を目指す。
3.測定器系を、ビ-ム衝突領域に移動して、平成4年度始めから予定されるビ-ム衝突に備えた。
4.HERAの試験中、ルミノシティ-モニタ-等を用いて、初めての電子陽子衝突を確認した。
5.物理反応を想定して、得られるであろうデ-タのシミュレ-ションを行った。ことに、デ-タ取得開始後のルミノシティ-で比較的早い時期に検出できると期待される、励起電子やレプトクォ-クに関して、測定器の状態に即したシミュレ-ションを行った。
6.解析作業に重要な影響を持つ輻射補正について、理論家の協力が得られているので、ソフトウェアを応用して、測定器等の実験条件に即した補正計算を進めている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] ZEUS Calorimeter Group A.Andresen et al.: "Construction and beam test of the ZEUS forward and rear calorimeter" Nuclear Instruments and Methods. A309. 101-142 (1991)

  • [文献書誌] T.Hasegawa et al.: "Test of new polystyrene-based scintillators" Nuclear Instruments and Methods. A311. 498-504 (1992)

  • [文献書誌] ZEUS Collaboration: "ZEUS Status Report 1991" DESY, 500 (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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