研究分担者 |
KLAUS Gerson フラウンフォッファー研究所, ホンブルク大学・教授, 教授
CHARLES S Sp ニューヨーク州立大学, 教授
MARTIN C Ste マンチェスター大学, 講師
R MAYNARD Ca マンチェスター大学, 教授
杉谷 博士 日本大学松戸歯学部, 助教授 (20050114)
村上 政隆 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助教授 (10104275)
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研究概要 |
1)細胞内Caの分泌刺激中の時間的変動の測定 蛍光分光法による上皮組織単離細胞での細胞内Ca変動測定については、この2年間研究者を割っての劇論となっていた。方法論の確立と合意形成のために研究打ち合せをおこなった(Case,Steward,Baum,Turner,Putnety,Schulz9月)。同一手技によって単離された細胞であっても、分泌刺激によって種々の細胞内Ca反応をとることが示された。細胞単離作業により細胞の生理機能の一部が脱落することが示唆され、単離細胞での蛍光分光法による細胞内Ca変化測定についての結果が一致しない原因となっていることが明かになった。そこで、生理機能が維持されている潅流臓器を用いての細胞内Ca測定法を開発しつつある(J.Seo,Lau9月,Brown,Steward2月)。1993年中に本法の方法論的確立を目指す予定である。イノシトール燐酸系刺激伝達系について、研究打ち合せと予備実験を行った(杉谷8月)。 2)胞細内水,Na,Kの動的挙動の研究 パルス磁場勾配法および磁気暖和法をNa-23,H-1NMR法に用いた細胞内Na,水の並進運動速度測定,および細胞体積測定について基礎実験をおこなった(瀬尾8月,Steward2月,瀬尾,市川3月)。また、蛍光法による細胞内Na,K,Clイオンの測定について、測定感度が良いことからNMR法を補完できる可能性があり、基礎実験と技術収集をおこなった(村上,石川3月)。
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