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1991 年度 実績報告書

コンピュ-タを利用した幾何教育における推測の役割

研究課題

研究課題/領域番号 03045015
研究機関筑波大学

研究代表者

能田 伸彦  筑波大学, 教育学系, 教授 (80020121)

研究分担者 LABORDE C.  Crenoble大学, 数理学部, 助教授
LABORDE J.  Grenoble大学, 数理科学, 教育センター長
BALACHEFF N.  Grenoble大学, 数理学部, 教授
東原 義訓  筑波大学, 電情学系, 助手 (90143172)
中山 和彦  筑波大学, 電情学系, 教授 (50091913)
キーワードコンピュ-タ / カブリ・ジオメトリ- / 推論 / 証明 / 推測 / 数学教育
研究概要

筑波大学とグルノ-ブル大学間協定が平成元年10月1日から3年間締結され、今年の9月末日に切れるので、現在、継続の話し合いが行われている。研究内容では、小・中学校および高等学校における代数と幾何的な問題解決過程において、子どもが獲得していく発見のストラテジ-とその証明の必要性を、子どもの推論過程で認知・発達の観点から調査した。特に、グルノ-ブル大学で開発研究が進められているコンピュ-タ・ソフト「カブリ・ジオメトリ」を利用して、日仏(その他に米国、イギリス、ドイツ等を含めての研究)で実験調査をすることによって、本研究は大きく発展する可能性がでてきた。
今年度は、平成3年1月から調査研究に取りかかり、2月に国内の島根大学教育学部付属中学校で「カブリ・ジオメトリ」による授業を実施した。3月末には、研究代表者がグルノ-ブル大学にでかけ、これまでの研究成果と今後の研究計画について話し合いをした。さらに、平成3年4月から5月にかけて、筑波大学を中心に「カブリ・ジオメトリ」のソフトで、つくば市にある研究協力校で、パイロット研究を行った。また、面接を行い、認知・発達の観点からの調査研究によって推測から発見、そして証明の一連の過程を解明した。
これらの成果の前半部分は、平成3年6月末にイタリアで開催された数学教育の国際会議で代表者を中心に共同で発表するとともに、その後、グルノ-ブル大学にでかけて、「カブリ・ジオメトリ」のソフトを開発と、共同研究による調査研究を話し合った。その後の研究成果は、平成4年2月に、コンピュ-タ-とソフトの開発班が渡仏し、ソフトの改善と授業研究について話し合った。さらに、仏国側が来日するための計画についても話し合った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 垣花 京子: "新しい幾何学習環境としての‘GeoーWorld'" 筑波数学教育研究. 11. 63-72 (1992)

  • [文献書誌] 山本 泰嗣: "コンピュ-タによる図形環境における中学生の数学学習活動に関する研究" 筑波数学教育研究. 11. 82-91 (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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