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1992 年度 実績報告書

熱帯薬用植物成分を医薬品として開発するための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03045017
研究機関千葉大学

研究代表者

廣瀬 聖雄  千葉大学, 薬学部, 教授 (40009163)

研究分担者 U Nimmannit  チュラロンコン大学, 薬学部, 準教授
R Bavovada  チュラロンコン大学, 薬学部, 準教授
P Tongroach  チュラロンコン大学, 薬学部, 準教授
P Kulvanich  チュラロンコン大学, 薬学部, 助教授
M Tantisira  チュラロンコン大学, 薬学部, 助教授
S Pummangura  チュラロンコン大学, 薬学部, 準教授
P Atmiyanan  チュラロンコン大学, 薬学部, 準教授
D Pouglux  チュラロンコン大学, 薬学部, 準教授
山本 恵司  千葉大学, 薬学部, 教授 (50110341)
澤井 哲夫  千葉大学, 薬学部, 教授 (70009174)
渡辺 和夫  千葉大学, 薬学部, 教授 (80019124)
山崎 幹夫  千葉大学, 薬学部, 教授 (70089598)
村越 勇  千葉大学, 薬学部, 教授 (30009162)
坂井 進一郎  千葉大学, 薬学部, 教授 (20009161)
キーワード熱帯薬用植物 / 医薬品開発 / 薬用植物成分 / 薬理作用 / 生理活性物質 / 抗微生物活性 / 医薬品製剤 / アルカロイド
研究概要

前年度に引き続く平成4年度の国際学術交流(大学間協力研究)科研費により、協力校のタイ国チュラロンコン大学薬学部へ3名の研究者を派遣し、チュラロンコン大学薬学部からは3名の研究者を受入れた。タイ側研究者はそれぞれの研究分野により、薬化学研究室、製剤工学研究室並びに関連研究室において、薬用植物成分の化学構造、有効成分の製剤化等のそれぞれの研究討議と実験を行った。更に、最新の免疫製剤についての調査を行った。滞在期間はそれぞれ約10日間であったが、受入れ側との事前の綿密なスケジュール作成により密度の高い充実した研究調査の成果が得られたものと理解している。特に、最新の核磁気共鳴装置を用いた化学構造測定実験、示差走査熱量計による製剤素材の基礎実験はタイ側研究者にとり得る所が大きいと考えられる。タイ側研究者はいずれも千葉大学薬学部において教職員、学生および学外医・薬学研究者を対象に公開講演を行い両国の学術交流の促進に努めた。千葉大学薬学部からの派遣研究者3名はそれぞれ、製剤工学、薬理学、化学療法剤学を専門分野とする。前年度の主目的である薬用植物の有効成分の単離から一歩進めて、これらの有効成分の医薬品化に必要な基礎研究についてチュラロンコン大学薬学部において講演を行い、またその実験方法等について助言を行った。更に、チェンマイ大学薬学部において講演を行い、今後の研究協力について討議を行った。タイ国北部のチェンマイ市は豊富な薬用植物自生地に近く、今後の本協力研究の成果を高めるために、チェンマイ大学薬学部および医学部の協力が必要である。平成5年度は、既に得られた有用物質の医薬品化への努力を行うと共に、より優れた医薬品素材の探索を続行する。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] DHAVADEE PONGLUX: "STRUCTURES OF TWO NEW BITTER PRINCIPLES ISOLATED FROM A THAI MEDICINAL PLANT,VERNONIA" CHEM.PHARM.BULL.40. 553-555 (1992)

  • [文献書誌] Haruhiro FUJIMOTO: "ISOLATION,IDENTIFICATION AND PHARMACOLOGICAL STUDIES ON THREE TOXIC METABOLITES FROM A MUSHROOM,HEBELOMA SPOLATUM" CHEM.PHARM.BULL.40. 869-872 (1992)

  • [文献書誌] Norio AIMI: "SYNTHESIS OF LYAOSIDE,A PROTOTYPAL β-CARBOLINE GLUCO INDOLE ALKALODE IN RUBIACEOUS PLANTS" CHEM.PHARM.BULL.40. 2588-2590 (1992)

  • [文献書誌] Syunji HORIE: "EFECT OF HIRSUTNE,AN ANTIHYPERTENSIVE INDOLE ALKALOIDE FROM UNCARIA RHYNCHOPHYLLA,ON INTRCELLULAR CALCIUM IN RAT THORACIC AORTA" LIFE SCIENCES. 50. 491-498 (1992)

  • [文献書誌] Isamu MURAKOSHI: "ABSOLUTE CONFIGURATION OF L-METHIONINE SULFOXIMINE AS A TOXIC PRINCIPLE IN CNFSTIS PALALA(LOUR.)MERR." THAIJ.PHARM.SCI.16. 149-162 (1992)

  • [文献書誌] Hiromitu TAKAYAMA: "THE FIRST AND BIOMIMETIC CONSTRUCTION OF THE 6 SKELTON OF GELSELEGINE-TYPE OXINDOLE ALKALOIDS" J.ORG.CHEM.57. 4583-4584 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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