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1992 年度 実績報告書

フグ類に関する資源生物学的共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 03045041
研究機関長崎大学

研究代表者

多部田 修  長崎大学, 水産学部附属水産実験所, 教授 (50217171)

研究分担者 韓 景鎬  釜山水産大学校, 海洋生物学科, 助教授
李 珠煕  釜山水産大学校, 漁業学科, 副教授
姜 龍柱  釜山水産大学校, 海洋生物学科, 教授
金 容億  釜山水産大学校, 海洋生物学科, 教授
白木原 國雄  長崎大学, 水産学部, 助教授 (90196618)
夏苅 豊  長崎大学, 水産学部, 教授 (10039729)
田北 徹  長崎大学, 水産学部, 教授 (30039721)
千田 哲資  長崎大学, 水産学部, 教授 (40100888)
キーワードフグ類 / トラフグ類 / サバフグ類 / 韓国産 / トラフグ放流効果 / 有毒フグ類
研究概要

2年度の調査は計画に従い,5月に仁川特別市と群山市を中心に,12月には山口県下で行った。得られた結果は以下の通りである。
1.両国各地の漁獲量,漁業,魚種の資料を得た。
2.韓国の両市で観察されたフグ類は次の通りである。ナシフグ,シマフグ,トラフグ,カラス,メフグ,ゴマフグ,フタツボシフグ,コモンダマシ,シロサバフグ,クロサバフグ,ホシフグ等の11種である。
3.ナシフグは特に多く,両市の魚市場には毎朝数トンが見られた。
4.今回,フタツボシフグ,コモンダマシが韓国では初めて記緑された。なお,この両種は筋肉も有毒で,日本では食用禁止になっているので,食品衛生上の注意を喚起した。
5.仁川魚市場に水揚げされたトラフグには尾の形が変形したものが多くみられ,明らかに日本からの放流魚であった(放流種苗は飼育の過程で共食い等のため一般に尾鰭は変形することが知られている)。このことから日本産トラフグがこの海域にも回遊し,日韓両国が同一資源を漁獲していることがあらためて証明された。
6.日韓両国において多数のサンプルを採集し,アイソザイム分析に供した。予備的分析によれば日本産と韓国産のクサフグは遺伝的距離が極めて近く,殆ど差異がないという結果が得られている。
7.今回,山口県長門市長門魚市場で観察したところ,この地先で漁獲されたトラフグは殆どが放流魚で,放流効果が極めて高いことが判明した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 多部田修: "済州島におけるフグ類とその漁業" 日本水産学会誌.

  • [文献書誌] 瀧島井: "クサフグの集団遺伝学的解析" 日本水産学会誌.

  • [文献書誌] 馬石博子: "トラフグ属における性分化に関する研究" 日本水産学会誌.

  • [文献書誌] 山口公三: "コモンフグの第一卵割阻止型雄性発生2倍体魚の作出に関する基礎的研究" 水産増殖.

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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