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1991 年度 実績報告書

NODマウスにおける膵島β細胞腫瘍の誘導とその解析

研究課題

研究課題/領域番号 03152101
研究機関東京大学

研究代表者

宮崎 純一  東京大学, 医学部(医), 客員教授 (10200156)

研究分担者 田代 文  東京大学, 医学部(医), 寄付講座教員 (40136213)
キーワード膵β細胞 / SV40ウィルス / トランスジェニックスマウス / NODマウ / 自己免疫 / インスリン
研究概要

ヒトインスリンプロモ-タ-をSV40ウイルスT抗原遺伝子に結合した融合遺伝子をC57BL/6マウス受精卵に導入することにより、トランスジェニックマウスを2系統(IT3,IT6)確立している。この系統のマウスは再現性よく12〜14週令で膵島β細胞腫瘍を発症し、低血糖のため死亡する。このβ細胞腫瘍より、インスリン分泌能のよいβ細胞株の確立に成功している。NODマウスはI型糖尿病のモデルとして知られ、数週齢から膵島炎を発症し、15週以後次第に糖尿病を呈する。この過程にはβ細胞に対する自己免疫機構が関与する。我々はトランスジェニック技術を用いて、MHCクラスII遺伝子が糖尿症発症に関与していることを証明して来た。このNODマウスでβ細胞腫瘍を作製する目的で、上記のITマウスをNODマウスあるいはEαトランスジェニックNODマウス(I型糖尿病を起こさない)に戻し交配を8回行った。病理学的研究により、NOD・ITマウスでも10週齢以後はβ細胞腫瘍が生じることが明らかとなっている。このβ細胞腫瘍よりNODマウスの遺伝的背景をもつ細胞株を2株樹立している。これらの細胞株はグルコ-スによく反応してインスリンを分泌し、β細胞としての性質をよく保っていると考えられた。
このβ細胞株をNODマウスに注入し、自己免疫反応への影響を検討した。今までの所、一部のマウスで糖尿病を発症するが、強い効果は認められていない。今後、自己免疫反応を強める目的で、発現ベクタ-に組み込んだマウスIFNγcDNAをβ細胞株に導入したあと、同様の実験を試みる予定である。なおIFNγcDNAは既に入手しており、IFNγを肝臓特異的に発現するトランスジェニックマウスの作製にも成功している。これらマウスでは自己免疫によると思われる肝炎様の病像が認められている。

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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