研究課題
本プロジェクトでは、マウステネイシンcDNAのいろいろなドメインをテネイシン産生、非産生細胞に導入して、これら遺伝子導入細胞のin vitro、in vivo系において示す性質から、テネイシンの生物機能を検討することを目的としている。本年度はテネイシンcDNAの5'側2.5kb及び全長cDNAのセンスとアンチセンスをテネイシン非産生GLMT細胞(マウス乳癌由来肺高転移株)に導入し、in vitroでの形態と増殖及びnudeマウスに移植して造腫瘍性と転移性を比較した。その結果、全長及び2.5kbセンステネイシンを導入した細胞ではin vivoで腫瘍増殖と転移性が低下した。アンチセンステネイシン導入は、未処理対照群との差を認めなかった。またin vitroではいずれも顕著な差を示さなかった。
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