研究課題/領域番号 |
03209111
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研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
小山 修三 国立民族学博物館, 第四研究部, 教授 (70111086)
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研究分担者 |
佐川 正敏 奈良国立文化財研究所, 平成宮跡発掘調査部, 研究員 (40170625)
山浦 清 立教大学, 文学部, 助教授 (50111589)
関 雄二 東京大学, 総合研究資料館, 助手 (50163093)
大貫 良夫 東京大学, 教養学部, 教授 (00126012)
岡田 宏明 北海道大学, 文学部, 教授 (50002283)
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キーワード | 先史モンゴロイド / 初期拡散 / デ-タベ-ス / シミュレ-ション / 遺跡所在予測 / 遺跡分布 / グラフィック表示 / 環境条件 |
研究概要 |
本研究は新・旧大陸においてモンゴロイドがどの年代にどう拡散していったかの動きを知るために、東アジア、オセアニア、東南アジア、北アジア、北アメリカ、南アメリカ地域の考古学者を班員及び公募研究員として組織し、各地域での最近の考古学遺跡情報を収集することを第一の目的とした。現在のところ、班員からの報告カ-ドが多数集積されている。これにより、モンゴロイドの初期拡散の大まかな様相は把握できたと考えている。 各地域からのデ-タ量から遺跡の分布は調査の精度により地域格差のあることが明らかになってきているが、この問題を解消するためには、遺跡の分布を予測できるようなシミュレ-ション・プログラムが必要である。つまり、ある時代の遺跡は地形・植生・動物相などの自然条件を備えており、それによって特定の分布状態を示すはずである。そのためには、空白の地域をメッシュによって小地区に分割し、その他にその時代の遺跡があるかどうかを決定する必要がる。これに関するモデル地域を設け、その他の考古学デ-タを集積し、地理班などの情報も得て、プログラムを開発しつつある。 今年度は第6回「大学と科学」公開シンポジウムをはじめシンポジウムをひらき、他の研究班との活発な討論の機会を設けて、最終年度へのまとめの準備を行った。
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