研究課題/領域番号 |
03228116
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
高橋 幸雄 東京工業大学, 理学部, 教授 (70016153)
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研究分担者 |
高橋 伸夫 東京大学, 教養学部, 助教授 (30171507)
武藤 滋夫 東北大学, 経済学部, 教授 (50126330)
大内 東 北海道大学, 工学部, 教授 (50002308)
柴田 洋雄 山形大学, 人文学部, 教授 (80007145)
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キーワード | 高度技術社会 / 地域社会システム |
研究概要 |
本年度は地域リ-ダ-たちへの聞き取り調査とデ-タ収集にあたった。 聞き取り調査は仙台、札幌地区を中心に行った。仙台地区では幅広く地域振興、環境問題、地域文化などについて調査し、そのなかでとくに先端的な研究開発会社の設立を通して地域振興を狙った東北インテリジェント・コスモス構想について重点的に調査した。札幌地区では最近とくに伸びているソフトウェア産業を中心に調査を行った。具体的なインタビュ-先は次の通りである。 [仙台地区]宮城県白石市長(地域振興)、東北地方建設局課長(地域開発)、宮城県環境行政担当者2名(環境行政、環境教育)、仙台市文化行政担当者4名(地域文化活動、文化行政、文化振興)、地元シンクタンク事務局長(地域振興)、ソフトウェアハウス社長(企業立地、ソフトウェア産業)、また東北インテリジェント・コスモス構想に関して、推進協議会事務局次長(構想全般)、研究機構常務ほか(研究開発事業推進)、R&D会社主任研究員(2社、2名)(研究開発事業)。 [札幌地区]北海道通商産業局課長2名(地域産業、情報産業)、北海道庁企画担当者(開発計画)、地元銀行系シンクタンク会長(地域開発)、地元シンクタンク専務(開発ビジョン)、地元システムハウス社長(ソフトウェア産業の実体)、札幌エレクトロニクスセンタ-事務局長(札幌テクノパ-ク)、北海道ソフトウェア技術開発機構専務(ソフト技術者育成)。 調査の結果はまだ纏めきれていないが、大ざっぱな印象では、地域にあっても国際的な視点をもって資源・環境にやさしい社会を作っていかなければならないとの認識はみられる。ただし、そのための仕組みは、マルチハビテ-ションをはじめ、いままでとは違った社会システムを導入し根付かせていかなければならないように思える。
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