研究課題/領域番号 |
03228204
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山本 吉宣 東京大学, 教養学部, 教授 (20092025)
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研究分担者 |
赤根谷 達雄 東京大学, 教養学部, 助手 (00212407)
中井 検祐 東京大学, 教養学部, 助手 (80207711)
田中 明彦 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (30163497)
小寺 彰 東京大学, 教養学部, 助教授 (80107490)
岩田 一政 東京大学, 教養学部, 教授 (80193746)
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キーワード | 国際関係 / 技術 / 国際レジ-ム / 国際公共財 / 数理モデル / 環境 |
研究概要 |
高度技術と国際関係に関して本年度は次の研究を行った。 (1) 1つは、高度技術と国際関係の実態を把握し、研究を行うための枠組をさぐるために 学外の専門家を招くことをふくめて、研究会を行った。テ-マとしては (イ)高度技術の拡散を念頭においた武器輸出の国際レジ-ムの形成の可能性,(ロ)アメリカの技術政策一両用技術に関して、(ハ)高度技術に関しての戦略物資の国際政治学 (ニ)知的所有権をめぐる国際関係,(ホ)国際経済と技術,(ヘ)環境をめぐる国際政治、である。高度技術と国際関係は、きわめて広い分野にわたってあらわれ,そこでは、国家問の協力の必要性と同時に、はげしい国益のぶつかりあいがみられることが明らかになった。 (2) 2つめは、高度技術と国際関係についてのデ-タ、指標の収集である。技術・戦争・紛争などいくつかの指標を時系列的に収集する努力をし、コンピュ-タ-にインプットした。また、質的に、技術が、国際政治にどのような影響を与えたかを検討した。但し、時系列的なデ-タは、その収集がきわめてむずかしいことも明らかになった。 (3) 3つには、高度技術に関する国際協力の基礎研究であり、ことに協力に関する数理的なモデルの開発を試みた。協力に関するさまざまなモデルを検討し、競争状況にある場合と、非競争的な(ことに国際公共財を供給する)場合とでは、異なる協力のメカニズムがあり、それをあらわすモデル作りに成功した。これらのモデルはデ-タにもよくあい、今後が期待できる。 研究の成果であるが、部分的に裏面に示した刊行物に反映している。
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