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1991 年度 実績報告書

論理プログラミングにおけるソフトウェア構成プロセスのモデル化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03235209
研究機関神戸大学

研究代表者

金田 悠紀夫  神戸大学, 工学部, 教授 (80107979)

研究分担者 中篠 拓伯  神戸大学, 工学部, 助手 (80217736)
田村 直之  神戸大学, 工学部, 講師 (60207248)
キーワードソフトウェアプロセス / 論理プログラミング / 協調システム
研究概要

論理プログラミングの環境下ではオブジェクト間の論理的な関係に着目してソフトウェアが構成される。ソフトウェア構成課程のモデル化と協調型論理プログラム開発を支援するソフトウェア開発環境の構築に関する研究を行った。
本年度分担者は特に協調論理型プログラム開発支援環境の研究に重点を置いた。最近、複数の自律的な動作主体(エ-ジェント)が協調して問題を解決する協調処理モデルが、大規模分散システム、人工知能、グル-プウェアなどさまざまな分野で注目されている。分担者等は論理プログラミングの中にマルチエ-ジェント機構を導入した言語と処理系を提案している。エ-ジェントグル-プを通信媒体とするだけでなく、知識の共有機構とすることを主眼とした協調処理モデルと言語処理系となっている。具体的には、エ-ジェントの他に、フィ-ルドと呼ぶオブジェクトを用意し、フィ-ルドに置かれた知識(プログラム)はフィ-ルドに属するエ-ジェント全てによって共有される。グル-プ内の知識共有知識は、エ-ジェントがフィ-ルドに属している間だけ有効なので一時的な必要な知識として使うことができる。これによって、たとえば次のようなことが可能となる。
1.グル-プで共通なデ-タの共有
2.グル-プで守るべきル-ルの設定
3.状況によって動作を変えるエ-ジェント
エ-ジェントの動作を記述するプログラミング言語はPrologをベ-スとしている。
現在、処理系を密結合型並列計算機symmetry上に実装して実験を行っているが、協調モデルは分散環境において本領を発揮すると思われるので、モデルの洗練とともに、分散環境での実装を急いでいる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 田村 直之: "Lazy evaluation of preference on a packed shared forest without unpacking" NL Understanding and LP111. 15-23 (1991)

  • [文献書誌] 田村 直之: "Semantic processing on parse trees represented in a chart" Memories of Graduate School of Science Kobe University. 9ーA. 68-79 (1991)

  • [文献書誌] 金田 悠紀夫: "マイクロプロセッサとRISC" オ-ム社, 139 (1991)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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