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1991 年度 実績報告書

欧米とわが国における社会病理学の学説史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03301020
研究機関東洋大学

研究代表者

細井 洋子  東洋大学, 社会学部, 教授 (80073633)

研究分担者 山手 茂  東洋大学, 社会学部, 教授 (60073061)
森田 洋司  大阪市立大学, 文学部, 教授 (80086181)
本村 汎  大阪市立大学, 生活科学部, 教授 (90047027)
中 久郎  龍谷大学, 社会学部, 教授 (80025030)
大橋 薫  聖徳大学, 人文学部, 教授 (90062067)
キーワード社会問題 / 社会病理学 / 社会有機体論 / 逸脱行動 / 機能障害 / 社会病理過程 / 社会的異常 / 社会的責任
研究概要

本年度は、2ヶ年研究の初年度として、欧米とわが国の社会病理学の発生、その背景、展開過程、社会病理学の学問構造について、それぞれのテ-マのもとで、既存の文献をもとに研究を重ねた。実際の成果は、来年度を待たなければならないが、中間的な段階でのまとめとして、次のような知見をえた。
1.「社会問題」的発想の生成過程
社会病理学成立の背景を解明するためには、「社会問題」的発想がどうして起こったかをはじめとして、いくつかの前提条件について考察しなければならないが、これらについては、不明の点が多いなかで、以下の二点は指摘できる。
(1)啓蒙主義の普及・産業革命の進展
(2)都市の膨脹・人間悪的出来事の多発
2.「世直し」学問としての社会学の成立
(1)社会学の成立とその背景
(2)社会有機体論の出現
(3)「社会問題論」の発生
3.社会病理学の成立と展開
(1)西欧社会学の場合
(2)アメリカ社会学の場合
(3)日本の場合
4.社会病理学の学問構造
(1)社会病理学の学問的立場
(2)社会病理学の諸理論
(3)研究調査の対象領域と方法

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 細井 洋子: "アメリカ社会における社会病理(社会問題)研究の歩み" 現代の社会病理. 6. 13-38 (1991)

  • [文献書誌] 大橋 薫: "方法としての社会病理学" 明治学院論叢. 488号. 1-22 (1991)

  • [文献書誌] 清水 新二: "家族の私事化・個別化現象をめぐって" 季刊家計経済研究. 13号. 17-23 (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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