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1991 年度 実績報告書

斎藤喜博の授業論に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03301029
研究機関東京学芸大学

研究代表者

児島 邦宏  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70014826)

研究分担者 澤崎 眞彦  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70014785)
生田 孝至  新潟大学, 教育学部, 教授 (20018823)
南部 昌敏  上越教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (90143627)
井上 光洋  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (60016491)
キーワード介入授業 / 意思決定 / 教授行動 / アセスメント / 教授学 / 授業論 / 教師教育
研究概要

1)斎藤喜博の授業実践を、(1)授業者としての授業、(2)解説授業、(3)島小時代の横口授業、(4)退職後の介入授業、(5)模擬授業、(6)模擬授業への介入、の6つに分解し、これらの授業記録、授業技術支援システムに入力し、基礎資料を作成した。さらに斎藤喜博の教授行動における意思決定場面を同定し、意思決定の行動(言語・非言語)を抽出し、授業記録に記入した。
2)教授行動の意思決定がリアルに表れる横口・介入授業に着目し横口・介入の構造モデルを作成した。(1)教授行動のカテゴリ-、(2)アセスメント手法による教授行動の選択系列のパタ-ンの分析、(3)授業というあいまいさを扱うため、ファジィ集合の知見の導入、これら3つのアプロ-チを適用して、教授・学習行動の構造化をはかり、子どもの学習行動の反応・応答系列との対応関係を、教授行動の意思決定モデルとして表現し、斎藤喜博の授業を分析するのに適した授業モデルを作成した。
3)日本教育学会第50回大会ラウンドテ-ブルで「いま問い直す『斎藤喜博の授業論』」を催し、望月善次「校長実践としての『出口』の意味」、井上光洋「斎藤喜博の横口授業『山の子ども』の分析」、横須賀薫「斎藤喜博の授業論の背景と性格」が提案され、約50名の参加者とともに討議した。このラウンドテ-ブルのまとめは研究資料として刊行し、ラウンドテ-ブル参加者および関係研究者に配布した。
4)島小時代の授業記録を復元するため島小時代の教師に聞き取り調査をおこない、これにふまえて授業記録に肉付けをした。また教授学研究グル-プの流れをくむ長野県駒ケ根市立赤穂小学校、赤穂東小学校の参観と授業録画をおこない、来年度の研究資料とした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 井上 光洋: "斎藤喜博の授業論ー序説" 上越教育大学客員研究員研究報告. 3. 1-17 (1991)

  • [文献書誌] 井上 光洋: "武田常夫の授業論ー序説" 上越教育大学客員研究員研究報告. 4. 1-16 (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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