研究分担者 |
高崎 禎夫 広島大学, 総合科学部, 教授
村上 隆 名古屋大学, 教育学部, 助教授 (90034595)
熊本 芳朗 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (30017313)
奈良 久 東北大学, 情報処理教育センター, 教授 (90005752)
中島 春雄 北海道大学, 理学部, 教授 (10000796)
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研究概要 |
まず平成3年9月に,第1回研究会を開催,各大学で実施または準備中の追跡調査計画や結果について討論を行った。その結果,学生の特性としては,主として学内成績,大学によっては学生アンケ-ト調査の結果などをとり上げ,比較の対象としては,大部分は推薦入学と一般入学分離分割方式の前期日程と後期日程を,一部で社会人特別選抜入学者や定員保留第2次募集入学者などをとり上げることとした。 学内成績の指標を作るには,優,良,可などの評点を点数化したり,A取得率をとることなどが考えられるが,どういう方法をとるかは大学に任せ,各大学が実施しやすい方法をとることとした。また従来からよく使われている学内成績と入試成績との相関を調べる大学も多い。 現在までに行った調査結果については,平成4年2月に開催した第2回研究会で,各大学から報告された。推薦入学者は一般入学者に比べて,一般に成績がよい場合が多いが,前期と後期については,大学,学部による変動が大きく,はっきりした結論を出す段階にはないと思われる。 さらに前,後期については,対象学生がまだ2年次在学中であり,1年次の教養科目しか使えないため,全体的な傾向をつかむには,来年度以降の調査をまたねばならない。 来年度には,前,後期入学者に対する2年次の成績が利用できるので,前,後期の優劣が大学,学部ごとに明確になり,選抜方法との関連についても分析できるものと期待している。
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