研究分担者 |
岸川 富士夫 名城大学, 商学部, 講師 (80186212)
堀田 誠三 名古屋経済大学, 経済学部, 助教授 (40144109)
安藤 隆穂 名古屋大学, 経済学部, 助教授 (00126830)
安川 寿之輔 名古屋大学, 教養部, 教授 (70006443)
安川 悦子 名古屋市立女子短期大学, 経済科, 教授 (90071034)
水田 珠枝 名古屋経済大学, 経済学部, 教授 (60079316)
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研究概要 |
年表の形式は、協議の結果、次のように決定された。英語,フランス語、ドイツ語(EFG)、および日本語(J)文献には、毎年各言語1ペ-シをあて、1ペ-シ約50点を収録する。イタリア語、ロシア語は各半ペ-ジ、その他の言語にあわせて1ペ-ジ、附録として政治経済史と芸術史をあわせて1ペ-ジあるいは半ペ-ジ(その他の言語が1ペ-ジ半のばあい)とし、合計7ペ-ジ50年分で、350ペ-ジとする。したがって収録文献数は15,000ー17,5000である。このように毎年各言語の文献を機械的にきめておくことは、個々の文献の重要度のバランスを見失わせることになるという意見もあったが、比較史年表としての見やすさを優先させることにした。 この方針にしたがって、本年度は資料収集に全力をあげ、研究分担者がそれぞれの分担に応じて収集しただけでなく、内外の専門家30人にアンケ-ト調査をおこない、きわめて満足すべき結果をえた。ただし、それによってえられた文献の数は、相互の重複もあって、正確に把握されていない。次年度前半には、各種人名事典や書誌からの収録とあわせて整理し、選択作業を年末までに終了したい。 アンケ-トによる資料収集が成功しなかったのは、アイスランド,フィンランド,オランダ,スペインであるが、これらは来年度に補足できる見通しであり、そうでなくても、人名事典や書誌によって、代表的なものは確認されている。ただし、アラブ=イスラム系文化圏、アフリカおよび英語,フランス語,オランダ語をのぞいた東南アジア文化圏は完全に欠落している。これは、一方では言語の問題であるが、他方では20世紀前半にこれらの地域で、社会科学がかなりの水準に達していたとは考えられないという理由で、ある程度は正当化されるであろう。イスラエルについても、この時期には、おなじことがあてはまる。
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