研究分担者 |
山田 弥 立命館大学, 経済学部, 教授 (30066732)
本田 豊 立命館大学, 経済学部, 助教授 (80148387)
平田 純一 立命館大学, 経済学部, 助教授 (00143818)
稲葉 和夫 立命館大学, 経済学部, 助教授 (70117000)
新井 健 立命館大学, 国際関係学部, 助教授 (60126266)
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研究概要 |
今年度の研究は以下の4本の柱立てに従って進められた。i)大学の経済的波及効果を数量的に把握する為の基本的なフレ-ム・ワ-クの検討,ii)経済的需要者としての大学の一方の中心となる学生の生活実態調査,iii)学生の労働力,大学の技術・専門知識の提供に関する企業の意識調査,iv)京都市では,大学の流出が問題となっているが,新たに大学を受け入れた地域に関する聞き取り調査。 i)に関しては,都道府県別の産業連関表を用いて,数量的に把握する為の方法を各種検討し,これを行う上で問題となる諸点を明からかにした。ここでは,大学の経費及び学生の支出を産業連関表の産業分類に割り振る作業,及び県際を越えた波及効果の補捉が困難な点に問題のあることが明らかとなっており、この制約下での計算プログラムが作成された。 ii)に関しては,京都市に立地する主要大学の学生を対象にアンケ-ト調査を行い,1000以上のサンプルを回収し,アルバイトの職種とそれから得られる収入と品目,形態別の支出構造を中心に集計作業を進めており,集計結果の解析作業も行っている。 iii)に関しては,京都市に立地する事業所に対して,学生アルバイトの雇用状況,大学による技術・経営指導に関する項目を中心とするアンケ-ト調査を行い,300以上の事業所から回答を得て,集計作業と解析作業を行っている。 iv)に関しては,グル-プ別に数ケ所の新たに大学を誘置した土地に聞き取り調査を行い,大学誘置の目的・効果(経済的な側面と社会的側面),現在の課題に関して情報と資料の収集を行った。
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