• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1992 年度 研究成果報告書概要

わが国都市システムの構造的変化

研究課題

研究課題/領域番号 03301097
研究種目

総合研究(A)

配分区分補助金
研究分野 人文地理学
研究機関広島大学

研究代表者

森川 洋  広島大学, 文学部, 教授 (70040706)

研究分担者 藤井 正  大阪府立大学, 総合科学部, 講師 (20165335)
日野 正輝  東北大学, 理学部, 助教授 (30156608)
林 上  名古屋大学, 教養部, 教授 (10097686)
西原 純  長崎大学, 教育学部, 助教授 (30136626)
富田 和暁  横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (90116228)
研究期間 (年度) 1991 – 1992
キーワード都市システム / 大都市圏 / 中枢管理機能 / 都市階層 / 人口移動 / 都市化 / 生活空間 / 企業城下町
研究概要

本研究は,わが国における各階層の都市がそれぞれの日常的都市システムや地域的都市システムのなかで,どの様な変化を遂げ,わが国の国家的都市システムが全体としてどのような方向に発展しつつあるかを明らかにすることを目的としたものである。
都市の人口増減や人口移動状況をみると,わが国では欧米諸国にみられたような反都市化現象は認められない。その原因について十分明らかとはいえないが,いまだに東京への集積が行われる。都市の階層構造は一層顕在化の方向にあり,大都市圏を単位とした都市階層システムの中では,東京圏の位置が一層上昇しており,特に事業所サービス業の集積においては上位都市と下位都市との間に著しい格差が生じている。
東北地方と北海道をフィールドとした支店配置については,仙台も札幌も地方全域をテリトリーとする支店の集積によって中心都市としての地位を高めていることが確認された。県域中心都市には仙台企業の支店が進出し,両都市間の階層的結合関係を強めている。一方,都市システムの構造的変化は通勤圏の拡大と重層化にも現れている。都市の通勤圏の変化は都市通勤圏外の山村にも変化をもたらし,広島市との関係において地域分化がみられるようになった。
産業構造の変化は地域構造に投影され,名古屋では工場の移転跡地に店舗やオフィス,住宅などが建設された。大阪大都市圏において郊外地域が中心都市から独立して周辺核を形成していることが明かとなった。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 石丸 哲史: "工業およびサービス業に特化した都市についてのー考察ー産業從事考を指標としてー!" 人文地理. 44-2. 284-298 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 岡橋 秀典: "大都市近郊山村の再編成と地域の対応ー被合併山村広島市安佐町における農協活動を中心としてー" 広島大学農業水産経済研究. 4. 33-56 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 寺谷 亮司: "地方都市における支店等事業所の集積と特性についてー北海道滝川市の小売業・卸売業事業所を中心としてー" 愛媛大学教養部紀要. 25. 35-55 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 藤井 正: "郊外の事業所における経済活動と従業者の生活行動" 人文学論集(大阪府大). 11. 1-12 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 森川 洋: "兵庫県の1985〜90年における年齢階級別人に移動" 人文地理. 44-4. 439-457 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 森川 洋: "都市システムとの関連からみた大型小売店の立地居関" 経済地理学年報. 39-2. (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

公開日: 1994-03-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi