研究分担者 |
山本 輝夫 姫路独協大学, 外国語学部, 教授 (00220484)
篠原 文陽児 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00113035)
中嶽 治麿 京都文教短期大学, 教育学部, 教授 (10125255)
織田 揮準 三重大学, 教育学部, 教授 (90024489)
浅木森 利昭 国立教育研究所, 教育情報センター, センター長 (60150025)
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研究概要 |
1.統計教育教材データベースの学校教育利用システムの構築 (1)統計情報データベースの高度化設計:定義・属性(年代,分類の基準,調査時期等)の異なる統計DBを,調整可能な範囲内で異なる定義・属性と対応させる共通化アルゴリズムを用意し,ある程度の汎用性をもつ変換プログラムを改善開発し,統計教材化がより容易に行えるようにした。また,数値データのみならず図形を含む統計情報を,ハイパーメディア化し利用可能なシステムとして供給可能にした。 (2)地域統計教育情報データベースの設計構築と教材化(統計情報の授業利用を促進する端末側コンピュータの統計グラフパッケージ開発):児童生徒が授業の中で統計情報を簡単に活用できるよう,操作が簡単なグラフ表示の統計パッケージに改善し利用可能にした。 2.知的創造に向かう統計教育カリキュラム設計論の確立と統計能力・統計情報活用能力テストの開発改善 (1)統計教育カリキュラム設計論の確立:知的創造と感性豊かな統計情報活用能力を高める新しい統計教育カリキュラム設計論を確立し,情報創造の立場から小学校社会科単元で,「身近な地域の統計情報データベース」を加工し,地方から国,国から世界へと,社会認識を広げ深めていく教材化と授業実践を試みた。 (2)統計教育劇の制作支援:児童が自らが地域の特徴を統計情報を用い探究的に描く極めて興味ある統計劇の制作に参加し完成させた。 (3)統計能力テストの標準化:統計の基礎基本の能力から統計情報を生かす高次の情報変換能力・解釈力を評価する統計情報活用能力テストの標準化を完成させた。児童の高次情報変換能力・解釈力は低く,数学成績との関係がないこと,したがって,教科の対象知識と統計情報活用能力との共働能力が極めて大切なことが明らかにされた。
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