研究課題/領域番号 |
03301107
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 創価大学 |
研究代表者 |
井上 尚美 創価大学, 教育学部, 教授 (20014748)
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研究分担者 |
大熊 徹 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (40152087)
岩永 正史 山梨大学, 教育学部, 助教授 (00223412)
野嶋 栄一郎 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (20000086)
藤岡 完治 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (90030048)
浅田 匡 神戸大学, 発達科学部, 講師 (00184143)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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キーワード | 国語科教育 / 授業モデル / 教師の思考過程 / 子どもの思考過程 / 教材分析 / 授業分析 |
研究概要 |
国語科の授業研究では、従来、認知領域が中心であり、教師と子どもとのインターラクションを扱ったコミュニケーション分析や、認知領域と情意領域(関心・態度など)との関係の問題を扱った研究は、あまり多くはなかった。 本研究においては、教師の教授活動の中で、子どもの言語行動に対応して教師のとった行動、及びその裏にある教師の判断過程の分析を試みた。そして、教師の意思決定のための要因として、指名した子どもの状態についての教師の認識のほか、クラスの雰囲気や授業の「空気」も作用していることが分析によって確認された。 また、教師の持っている教材観や教育観などの信念・理念が授業場面でどのように具体化され、教授行動に発現しているかが明らかにされた。これらはいずれも、教授行動の各場面を再現しつつ、担当教師との面接により行われた。 更に、授業形態のちがい(演繹的方法と帰納的方法)により、子どもの理解や思考方法がどう違ってくるかについても、実験的な試みがなされた。 次に、作文の教材開発については、毎時間の指導の目標である言語技能を具体化した「文章の書き方」に役立つような教材の開発が試みられた。 一方、教材分析の手法として有力である文法論的文章論は、間接的ではあるが、授業計画の立案に際しても、また、授業分析についても有効であることが確認された。 以上を通じて、新しい国語科授業モデルの試みが提示された。
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